ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

小樽の街

2009-08-18 11:17:12 | 日記・エッセイ・コラム

 多くの人は終点小樽駅で下車します。昨日知人のお宅をお邪魔するために手前の駅である「小樽築港」で降りました。駅のすぐそばはもう小樽港です。その近くに立つマンションの8階にお住まいの知人宅の部屋からの眺めは素晴らしいもんでした。海岸から広々とした海まで手に取るように見えます。

 もう20年以上も札幌に住みながら小樽へはそんなに訪れていなかったのです。8階のベランダから天狗山の眺望も見え、少しスケッチしてきました。終日付き合ってくださったMさんは絵を描き終えたところで市内を案内してくださり、ヨットハーバーや観光客がよく訪れる街中、そして標高300mの丘の上にも連れて行ってくださいました。

 列車からも見える海岸沿いの山の頂上にはお城のようなホテルが建ち、そこにも行って見ました。銀鱗荘というかなり和風な高級なホテルです。いろんなところに案内していただき、すっかり絵を描くことを忘れ、まるで旅行に来た気分になりました。

 旅はいいものですね。こんな近いところに楽しく過ごせるところがあることを知っていながら、なかなか”行って見るか、”という気持ちが起きませんでした。こうして終日楽しんでいると、またどこかに出かけて見たいという思いになります。太陽が沈み海の色を茜色に染めるころ小樽を出たのですが、札幌に着いたときには煌びやかなネオンの輝きに変わっていました。

やさしいタイガー