ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

資料調べ

2007-06-16 17:20:20 | ブログ

 ある方から著作を依頼されて、今いろんなところで資料調べをしているが、作業をしているうちに満足のいくものや不満足なものなどが気になり始めた。共通していることは、北海道自身の歴史が浅いためか、思う資料の発見が迅速に出来ないことだ。それに行政や専門機関に保存意識が薄いためか、応答する力が弱い。特に行政機関は組織を変えたり、人間が変わったり、縄張りがあったりするせいか、資料の大切さの意識や親切心が乏しい。

 もちろんそういうところばかりではない。たとえば北海道農業研究センターなどはまるでアメリカ並みに明治の記録をきちんと保存し、丁寧に回答をいただく。そういうところと出会うと満足感があり、書くイメージと意欲が湧いてくる。最近の交信はメールでのやり取りも可能だから、ある程度は集められるが、やはり直接足を運んでさらに肉付けや臨場感を味わいながら資料を集めたほうがよいと思った。物書きの人からみれば、当たり前だ、何をたわけたことを、といわれそうだが、ぼくにとってもどのように出来上がるのか楽しみだ。著作の楽しみを味わいながら、期待に沿えるような作品を描きたいと素人作家は願っている。

やさしいタイガー