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『空のかけら』

2019-05-17 11:06:08 | 本・雑誌
今読んでいる本はこれ。
『空のかけら』(野元正著・編集工房ノア刊・2000円+tax)です。
著者の野元さんは、神戸新聞の同人誌評欄を担当しておられます。
短い字数の中での、丁寧な紹介ぶりにいつも感心しています。
で、氏の新著を読んでみようかと思った次第。
6篇の中編小説が収められています。
今その第4作目「赤鎧う」を読んでいるところですが、
これまで読んだものはみな、繊細な心の動きが巧みに描かれていて、中編小説のだいご味です。
それと、さすが小説家は知識が豊富ですね。どの作品もそうですが、「椎の灯火茸」なんかはキノコの専門家ではないかと思うほどの知識がさりげなく散りばめられています。
物語の展開と共に強く興味をそそられました。
あともう少し、楽しませてもらいます。
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