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宮崎翁のお勉強

2016-04-19 17:29:57 | 宮崎修二朗翁
昨日届いた宮崎翁のお手紙。

例によって新聞の折り込み広告の裏に書いてある。
「便箋紙はあるのですが、ビラ裏白があったので」と添え書きが。
書く紙に困ってると思われないようにとの気づかい。
内容の一部に、わたし驚きました。今更ではありますが。
「おつき合いの最初のころ『現代日本詩人全集』の何巻かを一冊貴兄に呈上した記憶があります。綺麗で欲張りな造本、色はコバルト(略)」
その中のある詩に用事がお有りなのだと。
それをハガキででも知らせて欲しいと。
それをネタにこれから原稿を書かれるのだ。
だから発表されるまでは内容を伏せます。

お付き合いの初めといえば、もう30年ほどにもなる昔の話。
わたし探しました。出てくるか自信がなかったが、ありました。

その中のこのページにご用事。

ホントに今更ながらですが、よく覚えておられるものだ。
翁、94歳ですよ。
あ、そうだ。手紙の冒頭を紹介しましょう。
「朝から夜まで寝てばかり ≪朝寝して夜寝するまで昼寝して時どき起きて居眠りをする≫」
翁のお手紙は面白い。

ということで、ハガキでお教えするより久しぶりにお会いして来ようと、今日出かけて行きました。
職員に案内されて新しく移られた個室へ入って行くと。
大きな音でラジオが鳴っている。
しかし、そのラジオを耳元に置いて、安らかな寝息を立てておられた。
お手紙にある通り居眠り中でした。
わたし勝手にスイッチを切りました。
そしたら、じわ~と薄眼を開けてお目覚めでした。
しばらくは頭がすっきりとしておられない様子でしたが、やがてシャキッと。


一時間半ばかりお邪魔して帰ってきました。
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Unknown (但馬朝子)
2016-04-19 19:03:58
お写真を見る限りではとても94歳にみえません。
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宮崎翁 (akaru)
2016-04-19 23:06:48
朝子さん
頭がしっかりしておられますのでね。しかしさすがに足腰が弱っておられて、もうお一人では生活できませんねえ。i一生勉強してきた人ですから身辺に書斎がないのが気の毒で。机の上には10冊ばかりの分厚い本がありましたが、お家の書斎には一万冊以上の本がありますから。
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