いやあ、驚きました。
「ブログを見て」と言ってこられたお客様が、「うちに竹中郁さんの絵があるのですがどうしたものかと…」と。
ある日、お母さんがゴミステーションに出していたのをあわてて持ち帰ったのだとおっしゃる。
聞けば、お父上が経営なさっていた会社の経理補佐をなさっていた人に、竹中郁の弟さんで竹中サンジさんとおっしゃる方がいらっしゃって、何かの時に郁さんの絵を下さったのだと。しかし、お父上は、それでは悪いと、いくばくかの謝礼をされたらしい。30年ほど前の話だと。その後、飾ることもなく今日に至り、「竹中郁」で検索していてわたしのブログに行きついたということで。
わたし非常に興味がありますが、大枚をはたくほどの力がありません。
で、神戸ハンター坂の「ギャラリー島田」さんをお教えしました。そこの社長の島田誠さんなら、買い取って下さらないにしても何か考えて下さるでしょうと。落ち着くところを考えて下さるのでは?と。
ところで、竹中サンジさんだが、多分竹中さんの養子先での弟さんであろう。
足立巻一(けんいち)先生の『評伝・竹中郁』に竹中兄弟4人が写っている写真が載っており、その中に異母弟純一という子どもがいる。サンジさんは多分そのまた弟なのだろう。
ケータイに写っている絵の写真を見せてもらったが、「生のを見たい」と言うと家に取りに帰って持って来て下さった。
この署名も間違いありません。
6号ぐらいのいいスケッチ画です。しっかりと描かれています。さすが、お若い頃は画家を志したというだけのことがあります。
見たところ、大阪の南部のようだがどこでしょうか?どなたか分かる人お教え下さい。