喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『小さい小さいサムライたち・ぼくパパから生まれた』

2024-10-08 23:11:34 | 
ちょっと用があって出してきた古い本。
 
 
「小さいサムライたち」というシリーズから『小さい小さいサムライたち・ぼくパパから生まれた』(昭和51年PHP)。 口頭詩がいっぱい載っています。 
 
昔よくテレビ(「テレビ寺子屋」だったかな?)に出ておられた吉岡たすくさんが集められた幼児の言葉です。
 
つい笑ってしまいます。あどけないかと思えば辛辣だったり。
 
 「けっこんしたとき」です。
 
 
ほかのも紹介します。「ことば」です。
  
おかあちゃん
  
ことばたくさんしってるね
  
おとうちゃんは  
 
「ああ そうか」だけだね。
 
       (磯田正典・4歳)
 
 
吉岡さんはこう言っておられます。
 
「子どものこうした言葉を聞いたおかあさんや先生が、それを書き留めて残しておくことは、その子どもの美しい成長のために、ぜひしておきたい仕事だと私は思うのです。」
 
もう一篇。
 
「しかられて」
 
 ああ にんげんなんて めんどくさいや  
 
 ぼく  にんげんじゃないほうがよかった
  
 だって したらいけないことばっかりだもん
  
 (母)じゃあ なにになりたいの?  
 
 ライオンがいいな 
  
 だって いちばんつよいし
  
 おかあさんも とってもやさしそうだよ  
      
       (宮崎直史・5歳)
 
 
 
『コーヒーカップの耳』面白うてやがて哀しき喫茶店。おとなの口頭詩がいっぱい。
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