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コーヒーカップの耳

地曳彦兵衛さん

2016-01-05 09:13:05 | 宮崎修二朗翁
『半どん』165号(2015年12月号)だが、その中の地曳彦兵衛さんの「あとらんだむ<5>」の文章に注目です。
これは凄い文章かと。
 二段階クリックで。







自身の拓本採取の経験からの文章だが、書き手の教養の広さと深さ。そして、精神の強さと優しさが感じられます。
今では特に短詩形の碑などの中に、ヘドをつきそうになるのが間々あって、夜郎自大、陣笠的自称宗匠の、譬えれば選挙のビラ。自己顕示満々、無知で含羞のかけらもないこころざしの低さの碑であることよ。無論例外もあるにはあるが。」
これは彦兵衛さんの面目躍如といった表現。この時、彦さんの頭の中には、きっとあの人、俳人I・Mさんの顔が…。
まあ、この部分はご愛嬌で、本領発揮はこの後の文章。
興味のある方は是非読んでみて下さい。決して損はさせません。
そして終わりの方にこんな文が。
「執筆にあ~一ヶ月、辛かったという結論です。なぜかこれが絶筆かも?」と。
彦さん、もう読者もお察しの通り、実は我が宮崎修二朗翁のことです。
この正月2日に満94歳におなりです。
しかし、ただ今ちょっとご入院中。
まだまだお元気で頑張ってほしいものです。
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