神戸の詩人、鈴木漠さんからお贈り頂いた。
詩と連句の冊子「おたくさ」です。
手づくりなさっている貴重なものをいつもお贈り頂いて申しわけなく思っています。
この表紙詩に感嘆しました。
杉山平一先生への追悼詩ですが、スゴイですね。
押韻のソネットですが、散りばめられている言葉がスゴイ!
杉山平一ファンなら分かるが、先生の一生が俯瞰できるような造りになっている。
漠さんという人はスゴイとは思っていたが、これほどのものを見せられると改めて敬意を表します。
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冊子は連句が主だが、後半に漠氏の評論が載っている。短歌誌「六甲」に連載されているものの再録だが、これが勉強になる。
今回の「俳諧とジャポニズム」には、そんな視点があるのか!”と驚いた。
江戸時代の浮世絵が輸出陶磁器の梱包に使われてヨーロッパへ渡り、フランス印象派画家たちに影響を与えたことは知られているが、―略―だとすると、同じようなルートでヨーロッパの人士の眼にふれた、大量に印刷された俳諧本などが、浮世絵同様、文芸の分野でも影響を与えたのではないか、と。
そして漠氏は、レディゲ、ジャコブ、リルケなどの作品を上げその関連性を指摘しておられる。
かねて、漠氏は猛烈な勉強家だとは知っていたが、やはり改めてスゴイ人だ。
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