喫茶 輪

コーヒーカップの耳

二カ所の誤植

2024-09-03 22:36:58 | 湯気の向こうから

『湯気の向こうから』に誤植があることは以前にその原因と共に書いた。

その後もう一か所見つかった。その原因も先のと同じだった。

もう一度そのことを書いておこう。

「香をうつつ」の項、43ページ。

ページの中ほどの短歌の「大傾斜」とあるのは「大斜面」の間違い。

その原因。

元の写真を確かめてみたが「大斜面」となっている。

そして発表した『六甲』2017年7月号は?

あれ「大斜面」になっている。正しい。

どこで間違ったのか?というわけだ。

で、今回本にした元の原稿、すなわち印刷屋さんに送ったデータは?

「大傾斜」になっている。ここで間違っている。なんで?

このデータは元の『六甲』の印刷屋さんにも送ったもののはず。なぜだ?

考えられるのは、印刷屋さんからゲラが送られてきた時に、その間違いにわたしが気づき、電話かメールで修正をお願いしたのだ。

その時、PCの中にある元の原稿も直しておかなければならないのに怠った。

こんな時、大抵はすぐに直しておくのだが、その時に、本にする計画もなかったからだろう。

その怠ったままのデータを今回の本に使ってしまったということだ。

そしてもう一か所。

「夢遊」の項の168ページ。

6行目の「無遊」。もちろんこれは「夢遊」の間違い。

原因はこれも先の「大傾斜」と同じだった。

ということで、元の『六甲』には正しく記載されている。

まったくおかしなことで、普通は連載で間違いがあって、本にするときに正すもの。

逆のことをしてしまっていたというわけだ。

残念だが、まあそれほど罪の重い誤植ではないのが救いかな。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 宮崎修二朗翁と紙芝居 | トップ | 森文子さんのHPで »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

湯気の向こうから」カテゴリの最新記事