『孤高の人』上を読んでいる。上巻だけで500ページほどもある長編。

新田次郎による、登山家加藤文太郎の評伝である。
今日読んだ箇所にこんな場面が。
《新納の家は青倉山のふもとにあった。姫路で播但線に乗りかえて何時間か走って新井という駅で下車し、さらに一里余も歩いた山の中の小さな村だった。》
新井はわたしの父親の故郷だった。
子どもの頃、何度も遊びに行ったことがある。
その地に親戚も多く、幾つもの懐かしい思い出がある。
さらに読み進むと、
《村野孝吉の紹介してくれた下宿は池田上町にあった。》
この池田上町はわが詩の師、安水稔和先生のお住いのある地だ。
この評伝は遠い昔の話だが、なにか縁を感じる。
因みに、兵庫県北部の新温泉町の図書館が「加藤文太郎記念図書館」であり、そこには拙著『完本コーヒーカップの耳』が架蔵されている。
但馬で唯一置いて下さっている図書館だ。
それが次々と借り出されていて、わたしは不思議な気がしている。

新田次郎による、登山家加藤文太郎の評伝である。
今日読んだ箇所にこんな場面が。
《新納の家は青倉山のふもとにあった。姫路で播但線に乗りかえて何時間か走って新井という駅で下車し、さらに一里余も歩いた山の中の小さな村だった。》
新井はわたしの父親の故郷だった。
子どもの頃、何度も遊びに行ったことがある。
その地に親戚も多く、幾つもの懐かしい思い出がある。
さらに読み進むと、
《村野孝吉の紹介してくれた下宿は池田上町にあった。》
この池田上町はわが詩の師、安水稔和先生のお住いのある地だ。
この評伝は遠い昔の話だが、なにか縁を感じる。
因みに、兵庫県北部の新温泉町の図書館が「加藤文太郎記念図書館」であり、そこには拙著『完本コーヒーカップの耳』が架蔵されている。
但馬で唯一置いて下さっている図書館だ。
それが次々と借り出されていて、わたしは不思議な気がしている。