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喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「大和通信」など

2019-03-09 16:19:52 | 日記
中尾さんから「大和通信」111号が届きました。
巻頭に林哲夫さんの「父の仕事場」が載っています。
←クリック。
「あれ、読んだことがある」と思ったら、「林哲夫作品展・父の仕事場」の会場、「ギャラリー島田」で読ませていただいたのだった。いい文章ですね。

巻末には中尾さんが「天牛書店均一台前のうらたじゅん」と題して、ユーモア交じりに悲しい話を。
←クリック。

中尾さん、ありがとうございます。

もう一つ、忘れないように。
今日届いた「西宮市政ニュース」3月10日号の「催し」欄の小さな記事。

この写真展は見ておきたい。

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詩集『にわたずみ』

2019-03-09 12:22:24 | 
鳥取の詩人、手皮小四郎さんから『にわたずみ』(矢部公章詩集・土曜美術社)という詩集をお贈り頂いた。



添えられた手紙の一部。
《『にわたずみ』は小生に託した2冊の内の、最初の一冊です。発行日は8月1日にしていますが、この日の早朝、身罷りました。なお本詩集は十冊だけ土曜美術社に造って貰い、7月28日、その胸に抱かせることができました。》

そして著者矢部さんの「あとがき」です。
←二段階クリック。
これは是非お読みいただきたいです。

実はこの詩集のこと、林さんのブログで見て気になっていたのでした。

わたしもやはりは「台秤」という詩に反応しました。
その後半。
《米俵を載せ まるい分銅を何枚か吊るす 棹は浮遊するように上下動を始める 少しずつ米を加減してやると やがて棹は水平に鎮まる(後略)》
昔、米屋をしていたわたしには懐かしい道具です。お正月にはメガネと称するお飾りを付けて感謝の意を表していました。商売には大切なもの。

ほかにもたくさん、わたしの胸に響く詩が並んでいます。ストーリー性があって実感を伴って、過去の人たちが影絵のように動いているのが見えます、時に体温をもって。
ほぼ生活詩を、飛躍などを交えながら昇華させて立派な現代詩になり得ていると、わたしは思います。

追記
今、読み終えて、改めて表紙を撫でながら眺めていて、ふと黒田三郎の詩「紙風船」を思い起こした。ネットでその詩を確認し、傍らにあった紙片にメモした。その紙片は、偶然にもfumiが先日お泊りしたときに折ってやった紙飛行機。
 

《落ちてきたら 今度はもっと高く もっともっと高く 何度でも打ち上げよう 美しい願い事のように》「紙風船」

「にわたずみ」の詩人も、もっともっと生きたかっただろうに。

紙飛行機も、「落ちてきても 今度は もっともっと高く飛ばそう。」
次にfumiがやってくるまで捨てずに置いておこう。
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