西宮市に『いぶき』という高齢者向けの広報誌がある。

各校区老人クラブ(かつては老人会という名称だったが、なぜ老人クラブになったのだろう?なんか浅はかに思える)からの活動報告などが主な内容。
写真が掲載された人たちには関心があるのかもしれないが興味を引く記事はあまりない。
ところが今号、表紙の「響き石」というコラムに共感した。
北六甲台の國田さんという人が書いておられる。その書き出し。
《先日、車の免許更新で初めて事前の高齢者講習を受けた。この制度の必要性は理解できるが、何となく高齢運転者を排除しようとする意図が透けて見え、自分もその一人なのだという現実に寂しさを感じた。》
わたしも昨年高齢者講習を受けたが、よく似た思いをした。
私が感じたのは、「自信をなくさせてやろう」と思っているのではないかと。
特にバーチャル映像を使っての判断テストは完全に老人の自信を喪失させるためのものと感じた。
わたし、その時、講習担当者(女性だった)に「これ、年寄に免許証を返納させるためのものと違います?」とそっと聞いてみた。
すると彼女、否定はしなかった。
当局には下心があるのだ。