昼過ぎから名音大の教授会。
なんとクラリネット奏者、リチャード・ストルツマン氏が名音大でリハーサルとの事。
明後日、名古屋でストルツマンさんのコンサートがあって彼と共演の話があったのだけど先に別の仕事が決まっていたので泣く泣くお断りしたのですが、たまたま今日名古屋音大でリハーサルだったのでお会いする事が出来ました。
30年前、大学生の時に東京サントリーホールで聴いた彼の演奏にショックを受け、あの当時聴いた感想は良いんだ!これで良いんだ!自由で良いんだ!と何だか訳のわからない心地良さがあったけど、今分析すると裏付けがあった上での表現法の一つで人より誇張している様に聴こえるように思えるが、何度も聴いていると飽きない噛めば噛むほど味(音楽)がわかるプレイヤー、クラリネットの持つ表現力の深さに驚きました。
あれから彼の演奏は世界中に広まりCDは一気にミリオンセラー、グラミー賞にも2度輝き、彼のリリースするCDは誰もが待ちこがれクラリネット吹き以外の楽器の人にも大きな影響を与えました。
彼のライブは残念ながら聴ける機会がなく、この30年CDから彼の演奏、音色を楽しませていただきました。
ジャズや民族音楽、ポップスもLikeでしたが、ブラームスのソナタやモーツァルトのクインテットはLoveでした。
演奏スタイルはクールで時に熱い。
もう会えない人なんだろうなと思っていたんだけど、教授会が終わるなり高藤先生がストルツマンさん名音大に来てるよ!とのこと。
これから10日間の大きなキャリーバッグを引きずりながら新幹線の時間を遅らせて彼に会いに行きました。
マリンバ奏者である奥様のミカさんは気さくな優しい感じのお方。
ストルツマンさん、こちらが一方的に知りすぎていてなんだか初めてお会いしたとは思えない感じ。
握手した手が分厚く暖かくスーパースターに会ってしまった!興奮した!
こういうのはミーハーって言わないよね。