4日間、香川県吹奏楽コンクールの審査をしてきました。
初日は昼から4時ごろまでだんだん学校数がクレッシエンドしていき、
昨日最終日中学校Bは多くて9時から18時まで。
合計100校聴かせていただきました。
香川県は生まれ育った地元で、母校もあり、知り合いも多く
吹コンの審査で来ることはまずないと思っていましたが
高校時代の恩師・香川吹連理事長の石川先生の強い勧めで行かせていただいた。
「母校や知り合いほど案外厳しくなるもんやで」との先生のお言葉通り、
母校などに厳しい講評を書いたけど、さらによくなって欲しい裏返しです。
終わってからも打ち上げで高松一高のMuttiに恥かしながら説教じみた事を言ってしまいました。
香川県の傾向としてお上品でおとなしくうまくまとめた箱庭的演奏が多い。
バーバー無理に吹きまくったり、音程がズレズレで気分が悪くなるような演奏は1校もない。
今年最後の丸亀高の村山先生は最後までさすがでした。
赴任されてから38年連続代表はとても大変なことなんです。
若い先生達が続いて盛り上げてくれることを強く望みます。
コンクールでは本番慣れしてない学生にいろいろなハプニングはつきもの。
ストッパーを掛けるのを忘れて叩くたびに逃げていくドラ。
トロンボーンのミュートを落としたのに動揺して同じようにミュートを落とした3番ラッパ。
S・SAXがノリノリになって中腰状態、空気椅子状態になってる者、
お昼過ぎのちょっと眠くなってくる頃、高砂部屋のようなチューバの中坊が楽器を始終揺らしてて催眠術にかかりそうになりました。
あるコンクール会場。
本番中に変な音がする。
なんだろうな~と思ったらセミの鳴き声である。
どこか扉が開けっ放しじゃないの?と思ったがそうでもない。
声がする方を見ると天井で「シャウシャウ」鳴いているではないか。
たぶんおばちゃんの帽子でも着いてたのがホールまでついてきたのかもしれない。
まだシャウシャウ系のセミでよかった。
あれが「ジージー」とか「ミーンミーン」だとうるさくてしょうがない。
吹連の方がモップかなんかで追い出そうとしたが天井についているので全然届かない。
あんまり邪魔しないでねとお願いして審査に戻った。
みなさんもいろんなコンクールを経験していると思いますが
なにかハプニングネタありますか?
写真:審査員打ち上げ
右:高校の先輩・ラッパ織田さん
中:愛媛県吹連理事長・鈴木先生