眞ちゃんち

クラリネット奏者 橋本眞介Blog

20日の会

2010年01月31日 | Weblog
昼からエリザベトの生徒の試験前の吹き合い会。試験と同じようにエチュードと自由曲を1年生から順番に演奏していく。1,2年生はまだまだ楽譜にかじりついているようではダメだね。いつも言ってるように暗譜は別にやらなくてもいいけど、暗譜するくらいさらって試験で楽譜は「そういえば前に楽譜があったのね程度」でよろし。3年生くらいになると少しだけ余裕がでてきて、4年生になると余裕がありすぎて凡ミスが多し。3日後の試験では冷や冷やさせないよう余裕ある演奏してくれたまえ。僕が学生の頃、師匠の藤井先生のアイディアで毎月大体20日頃に行う「20日の会」というのがあった。銀座ヤマハのアトリエで毎月課題曲を決めてみんなでそれぞれ吹き合う会なのだ。藤井門下だけではなく他の芸大、武蔵野、国立、桐朋、日芸、東京音大の学生が毎月20人くらい集まって同じ曲を吹き合うのだ。それでもまだ若い学生は失敗して恥ずかしいくらいボロボロになったり止まりそうになったり。すでにプロのプレイヤーは余裕の演奏だったり。1ヵ月で伴奏合わせまでして持っていくので消化不良気味になりがちだがもの凄い数のレパートリーが増えた。受験の時期から出ていたので2年生の終わりごろは大体のレパートリーはさらったことになる。例えば今月はマルティヌー、来月はドビュッシー、再来月はメンデルスゾーンの2本のクラリネット第1番みたいな感じで。受験シーズンになると大学生みんなでRose32のエチュードを指定し合い吹いたこともある。他の学生とも交流が増え当時の20日の会メンバーからたくさんプロになっている。今の学生はレパートリーが少なすぎる。そしてコンクールの課題をみて慌てるのだ。夕方からオギちゃん宅でオンリー・チェンバーの合わせ。扇の店でオギちゃんが打った信州蕎麦を御馳走になる。むちゃくちゃ美味かった!!!

今井さん退職

2010年01月30日 | Weblog
定期本番。今日は土曜日なのでいつもと感覚が違う。我々オケマンは曜日の感覚ってものが全くないと思うがいつも平日夜にやっている定期が土曜になると昼本番じゃないかと心配してスケジュール表を何度も確認してしまう。井上道義さんはホント素晴らしい。降り番のハイドンを客席で聴いていて改めてそう思った。一見お客さんに与えるパフォーマンスに見えるがそうではなく、団員に要求する音が棒(しぐさ)にはっきり表れており井上さんの動きそのままが反応された音になっている。彼の動きの表情が何千通りもあるのだろう。現にリハで最初からそういう動き・しぐさ・表情なのだ。意識してそうされてるのではなく自然に体の動きやそういう表情になってしまうのだろう。逆に本番ではいらない事故もないよう、うまくコントロールされていた。ハイドンでステージに乗っている楽団員がうらやましく思えるほどであった。今月で定年退職されるコントラバスの今井さん。演奏会最後でも指揮の井上さんの今井さんが今日で定年されるという紹介もあり花束と拍手が送られた。楽屋口で今井さん家族が涙ぐむ姿が印象的でよかった。定年後も広響契約団員としてやっていただきますが、今日は定年の節目ということで演奏会後、今井さんを囲んでお疲れ様会。

定期リハ初日

2010年01月27日 | Weblog
指揮は久しぶりの井上道義さん。とってもお元気そう。プログラムは井上道義さん作曲の交響詩「鏡の眼」、ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番、ハイドン:交響曲第102番。道義さんの「鏡の目」は道義さん御自身を書いている作品。本番で道義さんの曲目解説のトークがあるのでどんな曲かは伏せておきますが、とってもいい曲です。本人はもっといい曲書いてるけどとリハのしょっぱなから謙遜してましたが。最後の方に一瞬グリッサンドが弦楽器とありますがなかなか難しい音域なんで苦労しそう。今日はハイドンはクラなしでショスタコは明日なので午前中一コマで終わってしまいました。

Klezmer

2010年01月25日 | Weblog
風邪ひいたみたい。午前中さらって昼から少し炬燵で昼寝。夜は2月にチェロのマーティンが主催の室内楽シリーズの合わせ。このシリーズ度々出演させてもらっているが、今回のテーマはクラシック以外のジャンル。クラシック以外なら何でももってきていいというのでこちらからはKlezmer(クレズマー・ドイツではクレッツマーという)を提案した。Klezmerは東欧系ユダヤの民謡をルーツに持つ音楽ジャンルのひとつで元の起源は東欧とドイツだそうだ。スピーディーで激しいダンス音楽から、ゆったりしたテンポのバラードまでさまざまなスタイルがありクラリネットやヴァイオリンが加わり活躍するのである。有名なのは「ドナドナ」や映画「シンドラーのリスト」などであるが、屋根の上のバイオリン弾きでよく知られるようになったジャンル。ドイツ留学中にKlezmerにもハマったがこのジャンルで活躍するGiora・feidman(ジオラ・ファイトマン)の大ファンになってしまった!最初に初めて聴いたのがドルトムントのテアターでやっていた「ハーメルンの笛吹き男」というミュージカル。feidmanが主人公の笛吹き男を演じクラリネットを演奏。これがまたなんとも不思議な音で子ども達と一緒に客である僕たちが連れさらわれそうになった。彼の音は言葉では表現しにくい。なにか催眠術にでもかけられたようにしばらく客席でボーッとしてしまった。それからもの凄くハマり彼のライブやCDを夢中に聴くようになった。中でも「Klassik Klezmer」というタイトルのCDはお気に入りでCDは擦りきれないが擦りきれるくらい聴いた。今回この室内楽シリーズでこの中から4曲「Zamar Nored」「Canaanite Medley」「Tatei Freilach」「The Klezmer's Freilach」やらせていただく。いつかこの曲をやってみたいという夢がやっとかなった。

オンリー・チェンバー・ミュージック・シリーズ LISTEN EVERYBODY !
2010年2月11日(祝)15時開演(14時30分開場)
一般3,000円 学生1,500円 アステールプラザオーケストラ等練習場
チケットはデオデオ本店(082-247-5111)ヤマハ広島店(082-244-3779)ムジカパクス(082-238-3936)
出演:マーティン・スタンツェライト(チェロ)橋本眞介(クラリネット)
飛田勇治(コントラバス)上垣内寿光(ギター)
清澄貴之(トロンボーン)荻原里香(パーカッション)
Klezmer以外に現代曲、ジャズ、ルネッサンスなど。


徳山へ

2010年01月24日 | Weblog
午前中、徳山で個人レッスンして午後からK陽中学へアンサンブルのレッスン。中国大会へ2団体出場するのだ。学校へ行ってみたらもの凄い垂幕が。合奏コンクール全国大会で最優秀とは知らなかった。おめでとうございました。2団体みっちりレッスンして近くの大ホールで練習。帰宅途中、コンビニで缶コーヒー休憩していたら若い男の子に「え~マジ~?」と話しかけられた。明らかにオレに言っているし知り合いかと思って「・・・え?・・・は?」と言っていると今度は「ホンマかいなっ!」って言われた。その瞬間気がついたが携帯をイヤホンで通話している人だった。オレの方を向いて話さないでくれよ。ピックラこいたぢゃないか。

スーパー銭湯へ

2010年01月23日 | Weblog
朝早く起きて定期の練習。午後から強烈に睡魔が襲ってきた。年始からの激しいニューイヤーC、音楽教室、東京でのClass-K演奏会、合間に大学と休みがなかったせいか疲れが溜まっている。昼寝して夕方近くのスーパー銭湯「やまとの湯」で2時間、のんびり過ごす。

エリザベト音大

2010年01月22日 | Weblog
丸一日エリザベト音大で後期最後のレッスン。もっとさらわんと全然間に合ってないジャン的な生徒多し。試験の吹き合い会を今月末に行って終了予定。4年生I田、N村はもうすぐ卒業。ついこの間大学に入ったと思ったら・・・早いなぁ。うん、でも2人ともいい成人になった。21時に大学を出たら寒い!また冬に逆戻り。

「あの素晴しい愛をもう一度」
なにかの録画番組を見ていたら懐かしい名曲が流れてきた。フォーククルセイダーズの「あの素晴しい愛をもう一度」シンプルで素直な歌詞、昭和フォークメロディー、一緒に口ずさんでしまいます。最近、歌謡界がお笑い界にとって喰われているのはこのような心揺さぶる感動がないからかもしれません。


春の陽気

2010年01月20日 | Weblog
赤坂見附のホテルを10時にチェックアウトしてマウスピース選定のため横浜へ。ほぼ今朝まで飲んでいて、とても疲れていたので13時から16時までゆっくり時間をかけて150本近くの本数から選定。しかし今日は春の陽気。Tシャツ一枚でも楽器を吹いていると汗ばむ。駅ホームのコートを着た人たち、かなり暑そうだ。夜は町田の叔母の家へ。

「Class-K」演奏会

2010年01月19日 | Weblog
モーツァルト・バセットホルンの周辺「Class-K」演奏会当日。午前中ゆっくりして昼からゲネ。本番はほぼ満員のお客さん。大学時代の先輩・同級生・後輩、弟子たちも聴きにきてもらいありがたいことだ。デュオ、トリオ、カルテット、オーボエ・ファゴット入れての6重奏まで楽しんでいただく。本番でのうっかり繰り返しや思わぬカットのハプニングはあったものの結構楽しんだ。2時間15分と時間としては長いが長男の祐介案の飽きさせないプログラムと素晴らしい企画が成功だったということで、打ち上げでは美味しいベルギービールを長男がたらふく飲んでいた(こちらも負けずに飲んだ)。赤坂見附に移動しクラスケで2次会、三男の雄介の始発まで飲もうということで寝たのは5時過ぎ。次回の企画や今日の演奏会で思わぬ仕事も舞い込んできたようでまた楽しくやれそうだ。

野田さん宅へ

2010年01月18日 | Weblog
明日の「Class-K」の合わせのため地下鉄で野田さん宅へ。野田さんとは知りあってもう19年くらい経つけどお家へお伺いしたのは初めて。閑静な住宅街にディズニーランドにも近い3階建ての立派なお家。1階の広い練習室で4人バセット隊初合わせ。といっても関西po梅ちゃん、神奈川po齋藤君は年末年始にかけて何度か合わせを行っていて、僕の代わりに高子さんという方が代吹きしていただいていたのだ。オールモーツァルトプログラムのデュオ、トリオ、カルテットと順調に午前中合わせができ、お昼から本番会場であるJTアートホールに野田号で移動。写真はお台場あたり(向こうにフジテレビが見える)。オーボエ池田さんとファゴット佐藤さんのも加わり夜までみっちりと合わせた。クラスケ4人で夏ぶりの再会を祝し虎ノ門で飲み会。

父兄参観日

2010年01月16日 | Weblog
娘、息子の小学校の参観日。まず6年生の教室へ。教室の後ろには娘が作った蝋細工見本のようなクリスマスケーキ。材質は粘土だった。もうちょいリアルに作れんもんかな。6年生は家庭科でリンゴ剥きの授業。包丁を持つ手が危くて見ていられない。今度は元気のいい1年生の授業。こちらはさすがに父兄が多い。娘の剥いたリンゴで腹いっぱいになった。