午前中、名古屋へ移動。
昼から名古屋音大でシンフォニックウインズの強化練習を13時から18時まで。
合唱合わせ、授業で詰めれなかった箇所など。
生徒は純粋に譜面に向き合ってくれる。
時に自分の譜面に向き合い過ぎて自分のパート譜からしか見えず全体像が感じられない事もある。
まず曲のキャラクター、音色感など全体としてどういうサウンドが好ましいか?など。
客観的に自分達のサウンドを感じる事が大切。
音の伸びだったり音の返りだったり響きだったり。
指揮者と同じくらいの全体像を奏者側がある程度持っていて欲しい。
でも今日は強化練習らしく内容の濃いリハーサルだったかもしれない。
夕方、安学がマーチングで全国を決めたとの吉報。
夜はクラリネットフィルハーモニー名古屋の皆さんと指導されている稲垣さんと交流会。
稲垣さんとは実に32年ぶりの再会。
僕がまだ18歳の頃、東京クラリネットアンサンブルにバセットホルンでエキストラで呼ばれた時に横でアルトクラリネットを吹いてらしたのが稲垣さん。
東京クラリネットアンサンブルのメンバーは8人。
エスクラの現N響加藤さんはまだ大学を出たばかりのフリー奏者、1stは藤井先生、2ndは東京交響楽団の佐川さん、3rdは東京フィルの生方さん、4thは東京佼成ウインドの小倉さん、アルトが稲垣さん、バスクラが東京交響楽団の十亀さん、コントラが佼成の福島さんと錚々たるメンバーである。
そんな中、18歳小僧の僕がそれまで吹いたことのないバセットホルンを持たされ、その現場に行った時、音が出せないほど緊張した。
そんな中、横から優しく声をかけてくださったのが稲垣さんだ。
ここはこうだからね、ここはこうしたらと親切丁寧にアドバイスを貰った。
32年前、初めて経験したプロの現場をあの年齢で経験させてもらった事は後に僕にとって大きな糧となっています。
TCEで東京、長野、松本、高崎、前橋での公演が懐かしい。
今日の飲み会で32年ぶりにお会いした稲垣さんは当時と変わらず優しくとてもいい話をしてくれた。
稲垣さんを再び繋いでくれたクラリネットフィルハーモニー名古屋の方々にも感謝。