


全日本バンドクリニック最終日。
昨日の午後でクラリネットクリニックは終了したのだけど聞きたい講義やコンサートがあったので最終日まで残ることにしました。
午前中の講座では作曲家 保科洋さんによる吹奏楽における表現方法講座。
楽譜の読み方、表現の仕方、フレーズの感じ方、音の表情など。
プロの奏者はそれまでの経験や積み重ねにより感覚的にフレーズを感じ音楽的に演奏します。勿論理論も頭に入れた上で。
作曲家からの鋭い視点で吹奏楽曲を分析し洗足音大バンドをモデルに色んなフレーズを自然に歌わせるよう分かりやすく解説していきました。
フレーズを感じるには山登りを例えに頂点を目指すには色々なパターンがあり、また下る時も同じく。
この音は何故そうなのか?だからこうなのだということを分かりやすく解説してくれるところは流石です。
こういう講義を某音大で受けたかった。
最終的には作曲家から送られた手紙を読み手本人の自由な感性で表現されたいということでした。そのためには理論も必要だということです。
昼前から尚美ウインドとシエナWOによるグランドフィナーレコンサート。
バーンズに復興にアルメニアンに1812とベタなプログラムでしたが最後まで楽しませてもらいました。
楽屋へ訪ねたらシエナクラリネットのメンバーと再会。
コンミスの中村めぐみとは同期でいつまでも変わらず気さくないい子。
素晴らしい3日間でした。博多から合わせると5日間の吹奏楽旅。
なによりもソロや講習会がとても良かったと色々な方からお声掛けしていただきました。
全国の先生方、楽器屋さん、プレイヤーとお知り合いになれたのは財産です。
頂いた名刺の量も凄い。こちらも多めに用意してたのにあっという間になくなりました。
新幹線で熟睡、18時広島帰宅。
