湿っぽいです

2014年06月12日 | Weblog


 
カエルが陰に潜んでこっちを見ています。

 

「 おい、熊さん。この頃は何もかも、こう湿っぽくっていけねえや。」 
「 そうだな八っつあん。湿っぽいわなぁ。何てぇのか、そのこぅ鼻の穴にまでカビが生えて来てらぁな。ところ~でよぉ、お前ぇんとこの隣で垣根を作ったんだって?」
「 そうだよ。それも立派なのをね。」
「 へぇ~~え、そうかい。」
「 そうかいも後悔もねえもんだ。何せ、その塀ってのが高くってね。隣がのぞけやしねえじゃなねぇか。」
「 おいおい、八っあん。おめえさん、いままでのぞき見なんかしてたんじゃぁあるめぇな。」
「 のぞき見なんぞ、俺ぁそういう卑怯なことなんかしねえぜ。見る時にはナ、しっかりと縁側の所まで行って見てるんだ。」
「え~?? お前えさん、そんなことしてたんか?」
「 んだよ。特に晩ご飯の時にはナ。それで、何だな。隣の晩ご飯のおかずの匂いをしっかり吸い込んで、それからおかずをよ~~~く見てナ。いそいで家にけえって、それを忘れちまわねぇうちに、おまんまを三杯くらいサッと食っちまうのさ。金がかからなくって良いんだぜ。 サンマの焼いたのなんてときには、いやどうも美味くって、軽くあと三杯くらいは行っちゃうね。」
 とまあ、とんでもねぇ野郎がいたもんで・・・・。

なんて言う落語の枕の部分を思い浮かべながら、湿っぽい一日を過ごしています。あ、この落語みたいなのは、まだ題はありません。インスタントの創作落語の冒頭です。古くさい言い方を真似ていますので現代的なパンチには欠けますけどね。

 

湿っぽいなあと、毎日思っている間にもう、ふと気がつくとコスモスが咲いていました。コスモスというと秋の花のように思いがちですが、もう今ごろになると咲き始め、夏の暑さの中で少しずつ数を増やして秋には満開になるわけです。今年は初めて見ました。

コスモスは別名、秋桜 と言い秋の季語になっています。やっぱり秋の花です。まあ、咲いている期間が長いということですね。長いと言っても一つひとつの花は咲いたら散っていくわけですから、秋までずっと交代で次々に咲くということですね。花の数は全体ではかなり多いということになりますね。

 

雨の合間に隣の猫が来て遊んでいます。この猫は、一日のほとんどの時間を私の所にきています。門の所にいたり、庭の石の上に長く伸びていたり、畑にいたとおもったらその向こうの草地にいたり、物置の軒下に寝ていたり、おもしろい猫です。

それなので、隣の男の子どもさんが、まるで野良猫みたいなのでノラと名前を付けたそうです。まるで我が家の番猫みたいです。

 

裏の草地の草にこのように、カビみたいなのが付いていました。このような草がずーっと太い幅4~5cmくらいに曲がった帯状に数メートル伸びていました。何なんでしょうね。草地全体ではなく、そこだけ筋を付けたように伸びているのです。

雨ばかり降っているので、こういうカビがはびこったのでしょうかね。