二月は如月と言いますが、意味はいろいろ説があって定まらないようです。昔のことなので、分からなくなってしまっているのでしょうね。たぶん、誰も意味の事を書かなかったのか、それとも書いた物はあっても消失してしまったとか。いずれにしろ、文献のようなしっかりした資料がないと、「こう言う意味だ」とはいえないのでしょうね。
ただ、如月という文字は中国の二月にあたるものを当てた分けですから、日本語の意味は不確かになってしまってはいるけれど、漢字で表現は出来るということです。日本語のこれこれに当たる物は中国の此の漢字、というもの、つまり当て字が多いので、なかなか読めない漢字が多いわけです。それも、日本語には文字が無かったからですね。
今日は、とても風が強かったです。毎年、冬から早春にかけて何度か風の強い日があります。畑の土が舞い上がり、空の色がなんとなく薄茶色っぽくなりました。
せっかくの畑の良い土が飛ばされてしまいます。水により土が持って行かれるのは浸食。風の場合は風食と言います。そして、運ばれた土は何にも利用されない無駄な土地に落ちて行くのです。もったいないことです。
北西の風なので、家の前が吹きだまりになって、せっかくそうじしたのに、また木の葉を片付けなければなりません。
幸い、私が家の畑は山があったりするので、さほど強い風は来ませんでした。あまり強い風が来ると、廊下などは歩くとなんとなくジャリジャリしますからね。掃除しなくてはなりません。
麦は強いですね。しっかり根を張って、もう大丈夫ですね。これは小麦ですが、パンに向く種類なのだそうです。
吹く風を春の兆しと喜ばん この風こそが花誘う風
如月も残り少なくなりにけり いざ見に行かむ梅の花々
麦の芽の踏み締められてなお強し だらり穂を垂る水無月近し