初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

映画 「交渉人 真下正義」 

2006年10月20日 | テレビでクラシック
たまには、テレビでクラシックを見てはいかがですか?

今日は、映画「交渉人 真下正義」です。

 いきなりですけど、先週の土曜日にテレビでやってたんですねこの映画。映画を放映してるときには見てなかったので、別になんの気なしに見てたんですが、そしたら・・・中盤からオーケストラが出てるじゃないですか!?知らんかった!

これを使わない手は無い!という訳で、この映画のクラシックに関する部分を中心に紹介していきます。(既に映画見た人には今更ですが)


 さてお話は、雪乃(水野美紀)さんとクリスマス・イブのデートの約束をしていた交渉課準備室課長の真下(ユースケ・サンタマリア)さんが、当日の午後、突然、室井管理官(柳葉敏郎さん)から呼び出しを受けます。
東京の地下鉄の最新鋭実験車両1両が何者かに乗っ取られたのです。乗降客200万人の命が、爆走するたった1両の車両によって危険にさらされる事になるのでした。

 そこで、犯人との交渉人として抜擢されたのが真下警視(ユースケ)だったのです。交渉人として、真下警視は地下鉄の司令室へ向かい、そこで犯人とのやりとりを電話で始める事になるのです。

 真下警視は雪乃さんと、夕方に待ち合わせをしているのですが、こんな事件が起こったため、当然待ち合わせ場所にも行くことができず、真下警視がホールのロビーで待っている雪乃さんに、「ちょっと遅れるけど必ず行くから」と言って電話を切ります。

 そして、コンサートが始まると何故かコンサート会場内の舞台にいる演奏者の風景が流れ、コンサートが始まります。オープニングはモーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」序曲でしたね。それより、驚いたのがこのオーケストラの指揮を振ってるのが「西村雅彦」さんだったんですね。

 「アレ!これって踊る!シリーズじゃなかったけ?古畑任三郎!?じゃないよね!」と思ってしまいました。それにしても、最初は指揮ぶりが様になってたので、全然分かりませんでした。

 更に話は進み、犯人にどう対応するか木島刑事(寺島進さん)と電話で打ち合わせをしているときに、場面がコンサートホールに変わり流れている曲がベートーヴェンの交響曲第5番「運命」でしたね。これは、ほとんどの人が分かったと思います。

 次は犯人が仕掛けた爆弾を追って地下駐車場に車で乗り付ける途中に、コンサート会場が映されたときには、バレエ音楽「くるみ割り人形」の「花のワルツ」が流れてましたね。ホルンからクラリネットに移る有名なとこでした。

 最後にラヴェルのボレロが映画のストーリーに演出を加える形で最初から最後まで、流れてました。のらりくらりと、徐々にボリュームを上げるこの曲が映画の内容にも合わせた感じでうまくクライマックスを盛上げてましたから、結構面白く見れますね。



そして、事件は無事に解決!?するのですが、この映画は先週テレビで初めて見ましたが、ストーリーはともかくとして、まさかこの「踊る!」シリーズにクラシックが、しかもオーケストラ付で上映されていたとは・・・、かなりビックリしてしまいました。

 でも、いいですね。どことなくですがクラシックが身近なところにある感じがします。また、こういう映画とか番組が増えるといいですよね。また、面白い番組があれば随時紹介していきます。


≪映画のDVD≫
結構高いんだなぁ~と思ったら特典ディスクがついて計4枚組みたいです。
今ならレンタルとかもやってるのかな?!
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♪モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」の記事はこちら
♪ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」の記事はこちら
♪チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」の記事はこちら
♪ラヴェルの「ボレロ」の記事はこちら


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