初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

クラリネット協奏曲

2006年03月08日 | モーツァルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はモーツァルト:クラリネット協奏曲です。

協奏曲って普通の作曲家だと「ピアノ」と「ヴァイオリン」のものが多くて、もうひとつ
くらい、と思って作っても「チェロ」くらいなんですが、モーツァルトはとりあえず、何でも
作曲してますよね。でも、そのおかげで色んな楽器の協奏曲が楽しめますから、
嬉しい限りなので、ありがたいですね。

モーツァルトの場合はその多くの協奏曲が、楽器の名演者たちのために作曲されている
ようです。クラリネットのやわらかで、あたたかい音色は、とっても親しみが持てる音色
ですよね。又、クラリネットという管楽器にカデンツァ(アドリブソロ)もありますから、
聴いてる方もワクワクしますが、演奏者にとっても、たまらない曲なんでしょうね。
さすが!神童モーツァルト!えらい!(カデンツァ自体は別にモーツァルトが考えた
システムじゃないんですけどね。)


 第1楽章:弦楽器を中心とした前奏(イントロ)が終ると、ほがらかな明るい音色の
 クラリネットがなめらかな演奏が始まります。しっとりとした中にも、なめらかな
 響きのクラリネット、う~んたまらないですね。高音と低音を程よく折り込みながら
 変幻自在に歌うクラリネットは、聴いていてとても楽しいです。
 またカデンツァもありますから、演奏家の腕の見所も楽しめます。

 第2楽章:のびやかなクラリネットの音色がやわらかで、あたたかい雰囲気を出して
 います。そのやわらかな音が時々暗い表情を見せるときもありますが、それが、また
 微妙なアクセントを加えているのも面白いですね。又、じっくりと聴かせる低音の
 フレーズもありますから、お聞き逃しなく!癒し系の曲ですね。

 第3楽章:すっきりした、すばやい動きのクラリネットから始まります。確かこの曲
 はカレーのCMとかでも使われていたんじゃなかったでしょうか?自由奔放に、のび
 やかなクラリネットが、オーケストラの中をあちこち飛び回っているような、とても
 楽しそうな雰囲気が、その音をどこまでも追いかけて行きたくなるような、何か引き
 つけるもののある一曲です。

とにかく、楽しい曲ですね。なんにも考えなくても素直に聴ける素直な曲じゃないで
しょうか?こころにすうっと入ってくるクラリネットがいいですよね。誰が聴いても
かわらない評価を受ける曲なんだと思います。 

≪オススメCD≫
クラリネットの他にもオーボエ・ファゴット(バスーン)協奏曲も入ってます。

モーツァルト : クラリネット協奏曲イ長調
ライスター(カール), アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ, モーツァルト, マリナー(ネビル), ホリガー(ハインツ), トゥーネマン(クラウス)
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:★★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆☆

≪おすすめシチュエーション≫
余計な事を何も考えずに、ただ聴いているだけでも楽しい曲です。
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