阪神大震災に啓示を受けた6つの短編とのこと。実際啓示となぞに満ちている。
-UFOが釧路に降りる-
阪神大震災の報道に見入り続け、ふっと里にかえってそのままの奥さん、釧路に運んだなぞの荷物。「圧倒的な暴力の瀬戸際」というなぞめいた言い方、シマオさんの「でも、まだ始まったばかりなのよ」というせりふ。
-アイロンのある風景-
からっぽ、ってどういうことなんだ? ジャックロンドンの小説を手がかりに進めているが、このからっぽ、の物言いの重さがちゃんとうけとれないなあ。
-神の子どもたちはみな踊る-
美しい母親に劣情を抱く僕と田端さん、それを分かち合い理解し呼びかけることで何が変わるのだろうか?「ぼくらの心は石ではないのです・・・石はいつか崩れ落ちるかもしれない・・・でも心は崩れません・・・」このあたりきめぜりふなんだけど、率直に言って陳腐なんだよねえ。他の部分の面白い言い方などに比べて、なんでなんだろう、って思う。
かえるくん、というあだ名はあとの作品と関連する? 「おちんちんがおおきい」ことは何かを象徴するのかしないのか?
-タイランド-
「石」をもたらした男は?義父なのか? 白熊の話は何の隠喩?
-かえるくん、東京を救う-
これは全体の象徴として純粋に読めたと思う。恐らく締めにふさわしい。「「機関車」と片桐はもつれる舌で言った、「誰よりも」。」はちょっと感動したな。
-蜂蜜パイ-
これは不要だったのでは?ノルウェーのやり直しのような?
-UFOが釧路に降りる-
阪神大震災の報道に見入り続け、ふっと里にかえってそのままの奥さん、釧路に運んだなぞの荷物。「圧倒的な暴力の瀬戸際」というなぞめいた言い方、シマオさんの「でも、まだ始まったばかりなのよ」というせりふ。
-アイロンのある風景-
からっぽ、ってどういうことなんだ? ジャックロンドンの小説を手がかりに進めているが、このからっぽ、の物言いの重さがちゃんとうけとれないなあ。
-神の子どもたちはみな踊る-
美しい母親に劣情を抱く僕と田端さん、それを分かち合い理解し呼びかけることで何が変わるのだろうか?「ぼくらの心は石ではないのです・・・石はいつか崩れ落ちるかもしれない・・・でも心は崩れません・・・」このあたりきめぜりふなんだけど、率直に言って陳腐なんだよねえ。他の部分の面白い言い方などに比べて、なんでなんだろう、って思う。
かえるくん、というあだ名はあとの作品と関連する? 「おちんちんがおおきい」ことは何かを象徴するのかしないのか?
-タイランド-
「石」をもたらした男は?義父なのか? 白熊の話は何の隠喩?
-かえるくん、東京を救う-
これは全体の象徴として純粋に読めたと思う。恐らく締めにふさわしい。「「機関車」と片桐はもつれる舌で言った、「誰よりも」。」はちょっと感動したな。
-蜂蜜パイ-
これは不要だったのでは?ノルウェーのやり直しのような?