深夜の番組で「みんな!エスパーだよ!」という、下ネタ満載の、というか男の目からみたらとても率直なというべき、学園SFものをやっている。監督が園子温、主演に染谷将太、助演に夏帆、真野恵理菜、マキタスポーツというのはなかなかすごい。更にどう口説いたのか栗原類と茂木健一郎がなぜか登場している。物語は下ネタ満載で好きなようにやってくれてとっても楽しい。そのなかで、僕が一番動かされたのは高橋優のオープニングのテーマと石崎ひゅーいのエンディングテーマだ。特に石崎のはすごい、と思う。今日はそれで頭が一杯だった。疾走するような音楽に乗って次の歌詞が歌われる。
ああきみのこと かんがえるへやのすみで
洗濯物はたまってゆくだけ世界は滅亡へのカウントダウン
テレビは見たくない顔うるさいな救急車
ごめん僕はこの夜空を飛べることなんかできない
今すぐ君を抱きしめたいけど終電は過ぎた
コンビニで生ぬるいコーヒーと適当な雑誌2冊
眠れない天井をさまよっている
なんとリアルに若い男の切ない気持ちを歌っているんだろう。
洗濯物~救急車は要はノイズだ。若い男の生活を囲み、それなりに気持ちを乱すノイズである。
そして、そのノイズたちから逃れられないのだ。夜空を飛ぶことができないのだ。そうではなくてコンビニで生ぬるいコーヒーを買い、適当な雑誌をぺらぺらとめくるだけの夜。そして、暗に示されるのは、せいぜいただ片思いの彼女がいるだけ、という事実。今すぐ抱きしめられる君、抱きしめられることを待っている君、はいない。そんな人が居るなら夜空を飛べなくても、終電が終っても、タクシーなり走ってなりして行けばよい。ごめん、ってだれにいっているのかなあ?自分自身なのかもね。
まあ、ある意味つらい歌だけどね。でも、このように歌うことで、なにやら「君だけじゃないんだよ」と言ってあげているような暖かさがあるね。
彼の声はストレートに歌詞を語ったり叫んだらそのまま歌声になったようなとても素敵な歌声だ。この含みが多い多義的な感じのする詩をそのまんまの多義性を込めて歌うにはすごく合っているとおもった。
ああきみのこと かんがえるへやのすみで
洗濯物はたまってゆくだけ世界は滅亡へのカウントダウン
テレビは見たくない顔うるさいな救急車
ごめん僕はこの夜空を飛べることなんかできない
今すぐ君を抱きしめたいけど終電は過ぎた
コンビニで生ぬるいコーヒーと適当な雑誌2冊
眠れない天井をさまよっている
なんとリアルに若い男の切ない気持ちを歌っているんだろう。
洗濯物~救急車は要はノイズだ。若い男の生活を囲み、それなりに気持ちを乱すノイズである。
そして、そのノイズたちから逃れられないのだ。夜空を飛ぶことができないのだ。そうではなくてコンビニで生ぬるいコーヒーを買い、適当な雑誌をぺらぺらとめくるだけの夜。そして、暗に示されるのは、せいぜいただ片思いの彼女がいるだけ、という事実。今すぐ抱きしめられる君、抱きしめられることを待っている君、はいない。そんな人が居るなら夜空を飛べなくても、終電が終っても、タクシーなり走ってなりして行けばよい。ごめん、ってだれにいっているのかなあ?自分自身なのかもね。
まあ、ある意味つらい歌だけどね。でも、このように歌うことで、なにやら「君だけじゃないんだよ」と言ってあげているような暖かさがあるね。
彼の声はストレートに歌詞を語ったり叫んだらそのまま歌声になったようなとても素敵な歌声だ。この含みが多い多義的な感じのする詩をそのまんまの多義性を込めて歌うにはすごく合っているとおもった。