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医学研究関連記事の新聞紙面から切り抜き
再生医療、薬理学、生理学、神経科学、創薬

突然変異?黒いモンシロチョウを発見=京都のアマチュア・カメラマン

2008年05月07日 | 生きもの色々
 京都府城陽市の会社員林達也さん(46)が、自宅近くの川の土手の草むらで見慣れない黒いチョウを見つけて撮影した。専門家によると、姿や形がモンシロチョウに似ており、突然変異で黒色に変わった非常に珍しいケースとみられるという。

 半年ほど前から趣味で昆虫や鳥を撮り始めた林さんは3月30日午前、翅(はね)の長さが3センチほどの黒いチョウを見つけた。目だけ白っぽい変わったチョウで、インターネットで調べても名前は分からなかった。「まさか黒いモンシロチョウがいるなんて。ビギナーズラックです」と驚く。

 写真を見た大阪市立自然史博物館の金沢至・主任学芸員は「本来は白っぽい翅に黒い斑紋などがあるモンシロチョウの成虫が、突然変異で黒色に変わった『黒化型』と言われるもので、非常に珍しい」と語る。名和昆虫博物館(岐阜市)の名和哲夫館長も「ここまで黒いものは、なかなか見られないのでは」と話す。

[朝日新聞 / 2008年05月07日]
http://www.asahi.com/science/update/0506/OSK200805060019.html

究極のダイエット法、脳酵素を阻害することで空腹感を抑制する実験に成功

2008年05月07日 | 心のしくみ
【Technobahn 2008/5/7 11:56】米研究者がマウスを使った実験で特定の脳酵素の働きを阻害することで、空腹感を抑制させることに成功していたことが6日、米学術専門誌「Cell Metabolism」に掲載された論文により明らかとなった。

 この研究を行ったのは米デューク大学医学部のトニー・ミーンズ(Tony Means)研究員を中心とする研究グループ。

 研究グループは空腹時に分泌されるグレリン(ghrelin)というペプチドを脳酵素を使って阻害することができないか、研究に着手。その結果、遺伝子操作により「CaMKK2」を欠落させたマウスを使った実験により、「CaMKK2」の働きを抑制させることにより空腹感を和らげたり、満腹時の満足感を持続させることができること突き止めた。

 研究グループでは将来的には、「CaMKK2」の働きを抑制させる経口摂取薬を開発できないか、今後も研究を続けると述べている。

 グレリンは1999年に国立循環器病センターの児島・寒川らによって発見されたペプチドホルモン。視床下部に働いて食欲を増進させる働きを持つ役割があることが知られており、グレリンをコントロールすることで肥満や糖尿病予防につなげることができないか、世界中の研究機関で研究が行われている。

[Technobahn / 2008年05月07日]
http://www.technobahn.com/news/2008/200805071156.html