温度が高い所を避けて低い所で活動するのを好むようになる「暑がり遺伝子」を、京都大の梅田真郷教授のチームがショウジョウバエの実験で特定し、27日付の米科学誌サイエンスに発表した。
エネルギー代謝が活発になり、低温に向いた体の仕組みになるらしい。なかには零下2度の極寒で生存できるハエもいた。梅田教授は「人にも同じ遺伝子があり、人体での働きを解明する糸口になるかもしれない」と話している。
チームは、遺伝子操作したハエの幼虫で好みの温度を研究。その結果、人では筋ジストロフィーに関係するDmDGという遺伝子の活性が下がると、通常より温度が5度程低い場所に好んで移動することを突き止めた。
遺伝子は代謝機能に関係している可能性があるが、人の病気との関係は不明。梅田教授は「生物がさまざまな温度環境に適応するための仕組みにかかわっているのでは」とみている。
[共同通信47NEWS 2009年03月27日]
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009032601001111.html
エネルギー代謝が活発になり、低温に向いた体の仕組みになるらしい。なかには零下2度の極寒で生存できるハエもいた。梅田教授は「人にも同じ遺伝子があり、人体での働きを解明する糸口になるかもしれない」と話している。
チームは、遺伝子操作したハエの幼虫で好みの温度を研究。その結果、人では筋ジストロフィーに関係するDmDGという遺伝子の活性が下がると、通常より温度が5度程低い場所に好んで移動することを突き止めた。
遺伝子は代謝機能に関係している可能性があるが、人の病気との関係は不明。梅田教授は「生物がさまざまな温度環境に適応するための仕組みにかかわっているのでは」とみている。
[共同通信47NEWS 2009年03月27日]
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