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医学研究関連記事の新聞紙面から切り抜き
再生医療、薬理学、生理学、神経科学、創薬

アルツハイマー病の症状、特定遺伝子を組み換え軽減 マウス実験=埼玉医科大学、エール大学

2008年05月30日 | 脳、神経
 埼玉医科大学と米エール大学の国際研究チームは、ある特定の遺伝子の働きを抑えると、アルツハイマー病の症状を軽減できる可能性があることをマウスを使った実験で明らかにした。アルツハイマー病の原因たんぱく質を除去する細胞が増え、症状も改善したという。

 成果を米科学誌「ネイチャー・メディシン」(電子版)に30日発表する。(30日 20:01)

[NIKKEI NET 2008年05月30日]
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080530AT1G2902N30052008.html

細胞の運命決めるスイッチ、遺伝子発見 再生医療に光=理化学研究所

2008年05月30日 | 発生
 受精卵が成長して神経や皮膚などがつくられる際、もとになる細胞の運命を決めるスイッチの役目を果たしている遺伝子を、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)が発見し、30日付の米科学誌セルに発表した。

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)や胚性幹細胞(ES細胞)を用いた再生医療に応用できる成果。笹井芳樹グループディレクターは「万能細胞から狙った組織を効率良くつくるのに役立ちそうだ」としている。

 アフリカツメガエルを使って約2万種類の遺伝子を解析。受精卵が細胞分裂すると最初にでき、神経や皮膚に成長する外胚葉と呼ばれる部分で、XFDLという遺伝子が働くのを発見した。XFDLが働かないと正常に発育しなかった。笹井ディレクターは「ES細胞から99%の効率で神経細胞をつくることが可能かもしれない」としている。

[msn産経ニュース 2008年05月30日]
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080530/acd0805300111000-n1.htm

理化学研究所プレスリリース 
 多能性細胞から外胚葉への分化を決定する遺伝子を解明
 - ES細胞の分化制御に新しいメカニズムを導入 -
http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2008/080530/index.html