チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

大浦湾へのコンクリートブロック投下位置が判明---全てが岩礁破砕許可区域外で違法(追記あり)

2015年05月06日 | 沖縄日記・辺野古

 5月6日、今日は所要のため船には乗れない。昼前に辺野古に着き、午後、ゲート前の抗議行動に参加した。

 防衛局が、昨年8月28日の岩礁破砕許可区域外に巨大なコンクリートブロック(CB)を投下したことが大きな問題となっている。翁長知事は、米軍に臨時制限区域内への立入調査を求め、調査終了まで海上作業の中止を指示したが、政府は行政不服審査法の趣旨を逸脱して農水大臣が採決までこの県の指示書の執行を停止すると決定した。

 翁長知事は、再度の立入を求め、11日から現地調査に入ると通知した。しかし、今の政府や米軍の姿勢では、立入を許可するとは思えない。我々は、県に対して、現在までに防衛局が提出した資料等で、岩礁破砕許可の区域外にCBが投下されたことは確認されているのだから、いつまでも現地調査にこだわることなく、ただちに埋立本体部分の岩礁破砕許可を取り消すように要求している。少なくとも米軍が11日からの現地調査の許可を出さなかった場合、すぐに許可の取消を行うべきだ。

 沖縄防衛局長が農林水産大臣に提出した審査請求書(3月24日、沖防第1461号)は、政府も沖縄県も公開を拒否している。しかし、この審査請求書には、防衛局が沖縄県に提出した回答文書(本年2月25日付。この回答文書についても、県は公開を拒否し、今、県の公文書公開審査会が審査中。)が添付されており、そこに、投下された全てのCB(49ケ所)の詳細な資料が添付されていることが判明した(これ以外にもCBが投下されているはずだが。)。

 この資料には、それぞれのCBの座標値、水深、重量、種類、そして施工方法、サンゴへの影響等が記載され、4方向から撮影した設置前、設置後の写真が添付されている。この資料だけで、防衛局の違法行為は確認されるのだから、県はただちに埋立本体部分の岩礁破砕許可を取り消すべきであろう。

 この資料をもとに筆者が作成したコンクリートブロックの投下場所位置図を末尾に添付するので参考にしていただきたい(防衛局の資料には、岩礁破砕許可の範囲が明示されていないので、それを加筆した。○印の右側の数字はCBの重量)。

 

  

(6日のゲート前集会。きむ・きがんさんが「人間を返せ!」を熱唱)

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