辺野古アセス、知事意見書へのコメント

　　　　　　　　　　　　　　　（沖縄タイムス　2012.3.28）

　２７日は、辺野古アセスの埋立事業分に対する知事意見書が出される日だ。何回か海岸防災課に行って話し合いを続けてきたので、かなり厳しいものが出るだろうとは思っていたが、やはりその内容が気になる。

　昼過ぎ、沖縄タイムスの記者から電話があった。私は、１月２７日の審査会で、埋立土砂の問題について意見を述べたこともあって、知事意見書についてのコメントが欲しいとのこと。すぐに、知事意見書をファイルで送ってくれたので、埋立土砂に関する部分を読んだが、どうも厳しさが足らない。

　しばらくしてまた電話があり、かなりの時間、知事意見書の内容について私見を述べた。翌日の新聞では、次のように掲載されていた。

　「自治体の土木技術者だった●●さんは、土砂調達元を明らかにしない国の姿勢を問題視し「明確になった段階でアセスをやり直し、それまでは事業を進めてはならないと踏み込むべきだった」と苦言。那覇空港滑走路増設など県内で埋立計画が相次いでいることから、「（代替施設は）１７００万㎥の膨大な調達計画。不可能だ」と指摘した。」（沖縄タイムス　2012.3.28）