乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

脂肪を溶かすタンパク質

2010年07月18日 | 病気・症状
「わが社が開発した“ビューティーXXX”を飲むと、油をビューティーXXXが取り囲み、包んでしまいます。で、体外排出で~す!」
っていうダイエット食品が、はやったことがありました。
コップになみなみと注がれたサラダ油に、この商品を入れて実演します。すると、あ~ら不思議! 油がマリモのようにポコポコと塊になります。

試した人たち曰く、この食品を食べると、ウンチがやけに油っぽくなるのだそうです。

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【脂肪溶かすたんぱく質発見=抗肥満薬の候補に―東京大】 6月9日1時20分配信 時事通信
 
脂肪細胞内で中性脂肪の塊を溶かすたんぱく質を、東京大の宮崎徹教授らの共同研究グループが発見し、9日付の米科学誌セル・メタボリズムに発表した。副作用の少ない新たな抗肥満薬の候補になるとしている。

 このたんぱく質は「AIM」と呼ばれ、動脈硬化への関与などが知られているが、作用メカニズムは分かっていなかった。

 研究グループは、AIMをつくれないようにしたマウスが太りやすいことに着目。脂肪細胞で詳しく作用を調べたところ、AIMが細胞内に取り込まれ、中性脂肪の主成分である脂肪酸の合成を阻害することが分かった。この結果、余分に蓄積されていた中性脂肪の塊が溶け、脂肪細胞が縮小した。

 AIMのないマウスは脂肪細胞が大きく、通常のマウスより体重が1.5~2倍重い肥満状態だったが、AIMを注射するとやせた。

 宮崎教授は「もともと生体内にあるたんぱく質で、脂肪細胞にのみ作用するため、多くの抗肥満薬にみられる中枢神経系の副作用は認められない」としている。 
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この報告を読むと、AIMとよばれるたんぱく質が、肥満阻止の作用を持つ可能性を感じさせますね。しかも、もともと生体内にある物質ならば、アレルギー反応はなさそうですし。

“脂肪細胞にのみ作用する”だなんて、まるで分子標的治療薬みたい、ピンポイント治療じゃありませんか。
今後は、肥満治療も標的治療となってゆくんでしょうか。

ダイエットといえば、カロリー制限が王道です。
で、副作用は、リバウンド。また、やみくもに小食すると、栄養失調になってしまいます。

薬による肥満治療は、痩せないと、命に関わるような緊急を要する場合だけです。
普段、暴飲暴食して太ってしまった人が薬で痩せても、太るような生活習慣を変えることは、並大抵のことではありません。意識改革が必要です。


そういうけど、こーゆー薬が安価に手に入るのなら、試してみたいわと思う人、<ここをクリックよろしくね~ >

なかのひと

This blog “The salon of breast cancer women authored by Noe:l” is able to read in Japanese:-)