乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

日本老年医学会が終末期医療への立場表明を改訂

2012年02月05日 | 患者の気持ち
寒波襲来により、靴下やシャツなど着て、翌日の格好になって寝ています(^^;)。朝、着替えるのにごっつい寒さを感じなくていいですよ。

でも。
昨夜はちょっと暖かかったし、電気毛布をダニ取りモード(最高温度)に上げて寝てしまったので、、、熱くて汗をかきまくってしまいました。こうして風邪を引くのであった。

ほんのちょっと暖かくなっただけなのに、心に余裕がでちゃったようで、、、朝食のパンにつけるジャムが切れていたので、勢いで金柑のジャムを作ってしまいました。金柑は種が多くて、いちいち取るのが面倒です。煮詰めるのに30分もかかるし。朝から一体、何をやっているのだ…( ̄_ ̄ i) 

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【日本老年医学会が終末期医療への立場表明を改訂】

治療の差し控えや中止を選択肢として示す


 日本老年医学会は1月28日、「高齢者の終末期の医療およびケアに関する立場表明 2012」を理事会で承認し、終末期の治療の差し控えや中止を考慮する必要性を学会として初めて明記した。



 日本老年医学会は、死を迎える高齢者の医療やケアの指針として、01年6月に立場表明を発表。10年以上を経た現在、患者中心の医療が定着し、死や終末期をタブー視する傾向が弱まったほか、自分なりの尊厳ある終末期を迎えたいと考える人が増えている。高齢者医療やケアの実態や意識のこうした変化を踏まえ、同学会は立場表明を改訂する。



 新しい立場表明は、「年齢による差別に反対する」「本人の満足を物差しに」「緩和医療およびケアの普及」など11項目からなる。



 最も大きな変更点は、治療の差し控えや中止にまで踏み込んだ点だ。今回の立場表明では、胃瘻を含む経管栄養や、気管切開、人工呼吸器装着などの適応を慎重に検討すべきとした上で、「何らかの治療が、患者本人の尊厳を損なったり苦痛を増大させる可能性があるときには、治療の差し控えや治療からの撤退も選択肢として考慮する必要がある」とした。



 患者に対して、「考えられる予後や終末期の医療やケアに伴って起こりうる病状経過についての話し合いと合意が必要である」ことを強調。その上で、患者の意思の確認が困難なケースでは、家族などと患者の意思を推定することや、事前指示書などの導入を検討することを推奨している。



 一方で、緩和ケアについて、「高齢者のあらゆる終末期において広く適用されることが望まれる」とした。現在、ホスピスの利用や疼痛緩和薬などの適応対象となっているのは主として癌患者だが、癌以外でも終末期に苦痛を伴うことは少なくない。



 改訂された立場表明は近く、日本老年医学会雑誌と学会のウェブサイトに掲載される見通しだ。
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先日、マスコミで大きく取り上げられた超高齢化時代の到来と合わせ、これは待った無しの重要な問題ではないでしょうか。「長寿の国」の中身を整理する時期がやってきたとも思えます。

終末期に苦痛を伴う病気は、癌以外にも存在するのですから、緩和ケアシステムは国が力を入れて行うべきでしょう。
「年寄りは苦しがって死ねというのかっ」と、高齢者がマイクに向かって叫ぶような事態にはしないで下さい。

そのうち日本もオランダのように、“安楽死”も公の選択肢となる時代が来るのかもしれませんね。ひょっとしたら、高齢化の進む先進国のプロトコルになるかも??

高齢者本人は死を望んでも、家族がそれを受け入れるに相当な葛藤があるでしょう。子供としては、親がどんな状態になったとしても、とにかく生きていてほしいと思うものです。親が意志表示できない状況であれば、治療の差し控えや撤退を申し出るのは相当なストレスになりそうです。

私は親のセデーションを選択する際、大変大変悩みました。やはり1日でも長く生きていてほしかったのです。しかし、苦しみの中で生かされるのは、私ならば絶対に嫌です。自分の身に置き換え、セデーションを選択したのですが、、、逝ってしまうと、もっと長く生きられたのではないかとか、もっと別の方法もあったのではないか…など、複雑な感情がわき上がりました。
家族に対する事前講習とか、事後ケアも、合わせて必要だと思います。

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なかのひと

This blog “The salon of breast cancer women authored by Noe:l” is able to read in Japanese:-)

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