Alohilani

何てことナイ毎日のつぶやき。
取るに足らない日常のアレコレ。

お祭り。

2018-05-04 23:40:00 | Weblog
GW中数日にわたって、近所の神社でお祭りがあります。
この地域はどうも祭りが好きなようで、各地域ごとに山車やお神輿が市内を練り歩きます。
結構な規模のお祭りと言えましょう。

運営側として参加しないにしても、お祭りといえば屋台に繰り出すお楽しみがあります。
お祭り本来の由来とかそうした背景は全く知らないのが残念としか言いようがナイのですが、それはそれです。(オイ)
昨年初めて友達とお祭りに出掛けて、とても楽しかったというサキタは、今年も行きたいととても楽しみにしていました。
昨年はそのお友達のママにお任せして連れて行って貰ったのですが、今年はヒナタも行きたいと言うし、今回は私も行くことにしましょう。
しかしサキタがサッカーから帰ると、チームメンバーのほとんどがお祭りに行く予定だったことがわかり、子ども達の間で「じゃあ一緒に行こうぜ!」と盛り上がっていました。

ママ達、慌ててLINEで調整。

子ども達だけで行かせる予定だったママも、最初から一緒に行く気だったママも、戸惑いを隠せません。
4年生でもこうしたお祭りに慣れている子もいればサキタのように慣れていない子がいるし、うちはヒナタが行くから絶対付き添うけど、だからって1人でそんな大勢は見られない。
最初から行く気だったママが「行くよ!」と言ってくれるけれど、それでも2人でこの人数は厳しいもんがあるね? 夜だし、混雑半端ナイよ?
行かないつもりだったママ達も、「流石にこの人数を引率させるのは悪い…」と参加表明を始め…。

そんなわけで、結局全員親子参加に!
うちだけはヒナタ付き!

待ち合わせだけでも至難の技という大混雑、交通規制の中、大人数では機動力も圧倒的に低下。
広い神社の境内で、食べたいものも見たいものも全員一致とは行かず、団体の楽しさはあれど、個人の満足にはやや足りないといったところでしょうか。
それでもアレコレ見て回り、時間も時間だから帰ろうかという流れになった頃、サキタの表情が曇っていることに気づきました。
うん、不完全燃焼感パナイ。

昨年は友達とそのママの3人だけだったから、自分の希望も叶えやすくて、思い切りお祭りの雰囲気と屋台を堪能できたんだよね。
今年も勿論皆と一緒で楽しかったんだけど、自由度がぐっと下がったことで不満が残ったんだよね。
ヒナタは可愛いし喜んでいるけど、自分にだけ弟というお荷物がくっついてる気分になっちゃったのもわかるよ。

だからそんな顔をするんじゃナイ。
私を誰だと思っているのか!!

皆が帰る方向へと足を進める中、どっちみち帰り道が分かれる地点で、我が家は「もうちょっと見てくわ~」と宣言しました。
ママ達は「えええええ、ちやちゃん大丈夫?」と心配してくれましたが、大丈夫大丈夫。
当のサキタも「えええええイイの?」となっていましたが、私はできないことは最初から言わナイ。

皆と別れた後、何が起こったかワカランという顔をしたサキタに向き直る。
自分で拗ねていた自覚はあるようで、「ママを怒らせたか、これからどうなるんだ」と警戒するサキタに、ビシッと言い放ちます。

「満足してナイんだろう。ここで帰っても楽しい思い出にはならないぞ。明日は練習午後からだしヒナタは休みだ、遅くなったってどってことない。
屋台もそろそろ閉まり始めるから、機動力上げてくぞ。食べたいものやりたいこと、全部は無理だから厳選しろ。渡した小遣いの残りで何ができるか、何を我慢すべきかすぐ決めろ。決めたら行くぞ! とことん付き合ってやる!! 絶対『楽しかった』っつって帰る!!」
「わかった!!」
「わかったー♪」(ヒナタの声で力抜ける)

ここからは屋台の並ぶ境内を半ば走り回り、食べたいものを食べて遊びたいものは遊んで、サキタに渡した小遣いが足りなくなる頃にはサキタの表情も晴れていました。
(ちょっと足りなかった分も「金なら出す」つって補填してやったしな)
「次は何だ? 満足できたか? 帰る?」と声を掛けると、素直に「満足した。帰ろう」と笑顔が返ってきたので、帰路に着きました。
解散後の時間としては、40分程度だったでしょうかね。
乗り込んだ電車で、戦利品のスーパーボールと宝石(笑)を眺めてほぅと溜息を吐くと、サキタは嬉しそうに言います。

「ママがここまでとことん付き合ってくれるとは思わなかった。ママの本気すげぇ。ママありがとう♪」
「とことん付き合ってやると言ったろ。言ったら必ずやるんだよ、ナメて貰っちゃ困る」
「ママ大好きー♪」
「知ってる」

ずっと楽しみにしてたのを知ってる。
ホントは4年生だけで行きたかったのも知ってる。
我慢も大事だけど、お祭りの経験はほとんど無いんだから、これも社会勉強と思えばヨシ!

ヒナタは「サキタくん良かったねー♪」と、ただただ上機嫌でありました。

帰宅すると、サキヒナはコテンと秒で寝たよね。
心身共に満足したということだろう!
この隙にすかさず飲みに行っていたハルトくんにお祭りでの様子を話すと、「ちやも頑張ったねぇ。お疲れ様(^-^;」と労ってくれました。
イイのよ、不完全燃焼のまま帰宅してサキタに不満をネチネチ言われ続けることに比べたら、祭りでフィーバーするくらいどってことナイわ!