西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

妻夫獅子-5

2014-11-04 | 長唄考
次も恐らくオリジナルだろう。
「相生獅子」にはなかった部分だ。


「時しも今は 牡丹の花の
 さきやみだれて
 ちるはちるは ちりくるは
 ちるはちるは ちりくるは
 ちりちり ちりかかるやうで
 おいとしうて 寝られぬ
 花みてもどろ 
 花にはうさをも うちわすれ』

(意訳)
 ちょうど今は牡丹の盛り。
 はらはらと散り重なる花びらの可憐なこと
 思わず見とれて、寝るのも忘れてしまいそう。
 もっと見てから帰りましょ。
 花を見てると、つらさも忘れるわ。

 〓 〓 〓
 
 
 photo by 和尚
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