菊之丞が早雲座で所演した「妻夫獅子」は、
本名題を「妻夫獅子鵆総角」(つがいじしちどりのあげまき)という。
3月狂言に出されているから、正月の初春狂言の三番目、ということになる。
正月狂言の内容が分からないので、どのようないきさつで
この歌詞になったのかが不明だが、
昔の回想と、男に未練たっぷりという内容からすると、
やはり”浅間物”だろうろ。
始めは、当然だが「相生獅子」と同じ。
「我も迷ふや 様々に
四季折々の戯ぶれに
蝶よ胡蝶よ せめてしばしは 手にとまれ
見かへれば
花の木かげに見えつ かくれつ 羽をやすめ
すがたやさしき夏木立
こころづくしのな
この年月をへ
いつか思いの晴るるやと
こころ一つにあきらめて
よしや世の中』
若干歌詞に違いがあるのは、芝居の内容に応じて変えているからだ。
(10月11日の「相生獅子」に意訳あり)
〓 〓 〓
photo by 和尚
本名題を「妻夫獅子鵆総角」(つがいじしちどりのあげまき)という。
3月狂言に出されているから、正月の初春狂言の三番目、ということになる。
正月狂言の内容が分からないので、どのようないきさつで
この歌詞になったのかが不明だが、
昔の回想と、男に未練たっぷりという内容からすると、
やはり”浅間物”だろうろ。
始めは、当然だが「相生獅子」と同じ。
「我も迷ふや 様々に
四季折々の戯ぶれに
蝶よ胡蝶よ せめてしばしは 手にとまれ
見かへれば
花の木かげに見えつ かくれつ 羽をやすめ
すがたやさしき夏木立
こころづくしのな
この年月をへ
いつか思いの晴るるやと
こころ一つにあきらめて
よしや世の中』
若干歌詞に違いがあるのは、芝居の内容に応じて変えているからだ。
(10月11日の「相生獅子」に意訳あり)
〓 〓 〓
photo by 和尚