西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

練習

2010-02-12 | 仕事関係
今日は長唄協会で演奏する女流合同の「舌出し三番叟」の練習がありました。
お囃子も入れて、総勢153名です。

朝の11時から国立劇場、大稽古場で行われました。



協会名誉会長の杵屋五三郎、喜三郎両師のご指導で、曲がまとまっていきます。
女ばかり、しかも着物を着た女が153人。
黙々と弾き、唄う。これは凄い!

今回私は6列目、最後尾に配されましたので、
後ろから、皆様の様子を見る事ができました。
かなり面白かったです。

各流派の代表の方が、2、3名のお身内を引き連れて並び、
一列に2、3の流派が並びます。
各流派内では上下関係があり、代表者は向かって左(唄は右)に座ります。
立場上その列をまとめるのは際左端(唄と三味線の境目)に座る、いわゆる列のタテです。

そして全体のタテとなるのが、最前列に座るタテということになります。
今回は唄が今藤美知氏、三味線が日吉小暎氏、いずれも「繭の会」のお姉様です。

かような組織配分で、100名を超す大人数での演奏が成り立つのです。