猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

SHERLOCK 忌まわしき花嫁

2016-03-12 14:31:23 | 日記
イギリス映画「SHERLOCK 忌まわしき花嫁」を観にいった。
1895年、冬のロンドン。トーマス・リコレッティは、古いウエディング・ドレスをまと
った妻の姿を見て、驚きを隠せなかった。何故なら彼の妻は、数時間前に自ら
命を絶ったばかりだったのだ。リコレッティ夫人の幽霊は、復讐への怨念とともに
路地を徘徊する。その謎を解明すべく、ホームズ(ベネディクト・カンバーバッチ)
とワトソン(マーティン・フリーマン)は奔走する。

BBCのテレビドラマシリーズの映画版。ベネディクト・カンバーバッチがホームズ
?と最初は思ったが、意外に合っている。やっぱり長身なのがいいんだろうな。
この「忌まわしき花嫁」はホラーというかオカルトテイストで、私は好きな題材で
ある。ウエディング・ドレスを着て、濃い化粧をし、両手に拳銃を持って撃ちまくる
リコレッティ夫人。ショッキングなシーンである。そして夫人は拳銃自殺をする。
ところが夫人は幽霊になって、殺人を犯す。「幽霊などいない」と言うホームズは
ワトソンとともに調査を始める。
ヴィクトリア時代のイギリスの街や屋敷やファッションの雰囲気がとてもよく、忠
実に再現されているのだと思う。冬のロンドンは薄暗く、寒そうだ。いかにもイギ
リス映画という感じで、ステキだな~と思う。ベネディクト・カンバーバッチやマー
ティン・フリーマンの英国紳士らしさはさすが。ホームズの帽子やコートやパイプ
を見ると、これこれこれですよ!(≧▽≦)という気分になる。
ストーリーは好き嫌いが分かれるかもしれないが、私は楽しめた。でもホームズ
と言うと、昔のBBCのテレビドラマシリーズがやっぱり1番好きだなあ。いろんな
俳優がホームズを演じているけれど、あのシリーズのジェレミー・ブレットが最高
だと思う。小説から抜け出してきたみたいだ。これは多くのホームズファンの同
意するところだろう。でもベネディクト版もなかなかである。



人気ブログランキングへ

映画(全般) ブログランキングへ
コメント

リトル・ミス・サンシャイン

2016-03-09 04:55:04 | 日記
2006年のアメリカ映画「リトル・ミス・サンシャイン」。
アリゾナ州に住む7歳のオリーヴ・フーヴァー(アビゲイル・ブレスリン)の夢は、
小太りのメガネっ子にも関わらずミス・コンテストで優勝することだ。ニーチェに
傾倒している15歳の兄ドウェーン(ポール・ダノ)はテストパイロットになるのが
夢で、その日までしゃべらないという誓いを立てている。フーヴァー家の主婦
シェリル(トニ・コレット)は夫リチャード(グレッグ・キニア)の反対にも関わらず、
自殺未遂で病院に入院していたゲイの兄フランク(スティーヴ・カレル)を自宅
に連れ帰る。リチャードの口汚い父エドウィン(アラン・アーキン)は麻薬中毒
のエロじいさんで、老人ホームを追い出されて一家と同居している。ある日オ
リーヴはカリフォルニア州レドンドビーチで開催される美人コンテスト「リトル・
ミス・サンシャイン」の予選を通過したことを知り、大喜び。しかし費用や諸々
の事情により、一家は全員でおんぼろのフォルクス・ワーゲン・マイクロバスに
乗り込んでカリフォルニアを目指す。

家族の絆の再生を描いたロード・ムービーである。家族6人みんな癖があって
おもしろい。と言っても母親と娘は普通の人だが。一家の主リチャードは何で
も勝ち負けで考える主義で、「負け犬」という言葉を連発する。突然同居する
ことになった妻の兄フランクはその様子を見てうんざりする。長男は全く口を
きかず、必要な時はメモに書いて見せる。リチャードの父親は退役軍人だが、
麻薬やポルノ雑誌が大好きな不良エロじいさんである。でもオリーヴとは仲が
いい。
そんな変わった家族だが、なんとオリーヴにミス・コンテストに出場するチャン
スが巡ってきた。家族全員で飛行機に乗るのは費用的に無理だし、また自殺
をするかもしれないフランクや年寄りを置いてはいけないし…ということで、マ
イクロバスで全員行くことになる。アリゾナ州とカリフォルニア州の位置関係が
私にはわからない。何100kmとか言っていたが、キロで言われてもわからない。
とにかく遠いようだ。そしてバスでの旅の途中やコンテスト会場に着いてからも、
一家は色々と悲しい思いをするのである。
古い黄色のマイクロバスが印象的だった。割とおもしろかったけど、突っ込み
どころも多い。まず、シェリルとフランクがとても兄妹には見えないのだ。ブロ
ンドのシェリルに対し、フランクは髪も眉も黒で、違う人種のように見える。俳
優について調べてみたら、シェリル役の人はオーストリア出身で、フランク役
の人はイタリア、ドイツ、ポーランド系だという。イタリアの血が入っているから
あんなに濃い顔なんだな~と納得した。もうちょっと2人を似た雰囲気の俳優
にした方が良かったんじゃないの。次に気になったのが、ドウェーンは15歳に
なるまで色弱だということを本人も家族も気づかなかったのだろうか、というこ
と。15年間生きてきた中で、何か変だなと思う機会はなかったのだろうか。それ
からコンテストでオリーヴがストリップまがいのダンスを踊って、審査員や観客
たちが憤慨するのだが、オリーヴのダンスの振り付けをしたのはエドウィンで、
あのじいさんがどんなダンスを教えているのか、家族は1度も確認しなかった
のだろうか、ということ。ミスコンに出たいのだったら、親は娘にダンスを習わせ
たり(普通のダンス教室で)するでしょー、と思った。
ちょっとここは…というところばかり書いてしまったが、全体的にはいい映画な
のだと思う。俳優たちの演技も皆良かった。とても好きなシーンがある。口をきく
ようになったドウェーンが、フランクと2人きりの時に、「18歳まで何もしたくない
と思ってしまう。家庭や学校から逃げ出したくなる」と胸の内を打ち明けたら、
フランクが「幸せな月日は無駄に過ぎて何も学ばない。18歳まで怠けていたら
苦悩できなくなるぞ」と諭すシーンだ。フランクはずっと苦悩してきた人だ。この
会話がこの映画の言いたいことなのかもしれないと思った。
エドウィン役のアラン・アーキンがアカデミー賞助演男優賞を受賞したそうだが、
私はフランク役のスティーヴ・カレルの方が良かったと思った。あまり表情はな
いが、1番存在感があった。



人気ブログランキングへ

映画(全般) ブログランキングへ
コメント

少林寺2

2016-03-04 03:17:03 | 日記
1983年の中国・香港合作映画「少林寺2」。
昔、中国のある村の川のほとりに、中国武術の武当派のオオトリ家と少林派の
ドラゴン家が住んでいた。オオトリ家には8人の娘が、ドラゴン家には8人の息子
がおり、両家の間にはいざこざが絶えなかった。実はドラゴン家の息子たちは、
10年前に村にやってきた強盗団に両親を殺され、ドラゴン家の主テンルンに保護
され育てられていたのだった。一方オオトリ家も主パオが息子を熱望していたが、
またも産まれたのは娘で、がっかりしていた。テンルンとその弟アールンは、それ
ぞれオオトリ家の長女、次女と密かに想い合っていたが、パオが武当派の技を
盗まれることを恐れてドラゴン家との交流を禁じていたため、結ばれずにいた。
サンルン(リー・リンチェイ)を始めとするドラゴン家の息子たちは、2人のために
オオトリ家との仲を取り持つべく奔走する。

「少林寺2」というタイトルだが、前作「少林寺」とはストーリーのつながりは全くな
い。原題は「少林小子」なので、少林派の子供たち、という感じなのだろうか。ドラ
ゴン家の息子たちの奮闘を描いている。ドラゴン家、オオトリ家とも子供がたくさん
登場しておもしろい。しかもみんな強い。出演している子供たちも武術をやってい
るんだろうなあ。小さいけどかっこいいぞ。
ストーリーは前作のような復讐ものではなく、完全にコメディ。テンルンは少林寺
の修行を終えて弟と村に帰った時、強盗団が村を襲っていて、両親を殺された
8人の男の子たちを引き取るのだが、本当にお人好しだと思う(いい人と言うべき
か)。テンルンは「苦労したよ」と言っていたが、そりゃ苦労するだろう。私なら8人
もの子供の面倒は見たくない( ̄▽ ̄;)
前作同様ジェット・リーの武術が凄い。凄いだけではない、本当に研ぎ澄まされた
ような美しさというか、見る者を惹きつける型、動き。まさに中国の至宝。その上
顔もかわいいのだから言うことなしっ!はあ~ジェット・リー様彼が既婚者でな
かったらな~、などと妄想してしまう私である。



人気ブログランキングへ

映画(全般) ブログランキングへ
コメント