猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

ホテル・エルロワイヤル

2020-02-03 22:37:32 | 日記
2018年のアメリカ映画「ホテル・エルロワイヤル」。

1969年。カリフォルニアとネバダの州境に建つ寂れたホテル「エルロワイヤル」
に集まった7人の男女。怪しげな神父(ジェフ・ブリッジス)やヒッピーの女(ダコ
タ・ジョンソン)、セールスマン(ジョン・ハム)、歌手(シンシア・エリボ)、ホテ
ルスタッフ(ルイス・プルマン)など、これまで全く関係のない人生を送ってきた
彼らは、全員が重大な秘密を抱えていた。やがてそれぞれの正体とホテルに隠さ
れた衝撃の真実が明らかになり、彼らは恐ろしい夜を迎えることになる。

群像劇風なミステリー映画。エルロワイヤルというホテルを舞台に進行するのだ
が、のっけから登場する人物は怪しい感じの人ばかり。ホテルは外観はモーテル
のようだが、ロビーは広くてきれい。しかしホテルマンは1人しかいない。そし
て奇妙なことに各部屋にはマジックミラーがついており、廊下から部屋の様子は
丸見えである。何故こんなおかしな造りになっているのか。
時間軸が交差しながら物語は進んでいく。ヒッピーの女が妹(ケイリー・スピー
ニー)を監禁していたり、それを知ったセールスマンが殺されたりして、次第に
皆の正体が明らかになっていく。おもしろくなくはないが、ちょっと退屈する。
特にヒッピーの女が妹を監禁していたエピソードは長くて、理由も何だか興味が
そがれてしまう。そしてヒッピーの親分(クリス・ヘムズワース)が現れてからは
退屈さが増してくる。それに時間が少し長すぎると思った。
確かに衝撃的な展開であり、神父の秘密にまつわる話や結末はおもしろかった。
ジェフ・ブリッジスはやっぱりうまい。グザヴィエ・ドランがチョイ役で出演
していて、この人どうしてこの映画に出たのだろうと思った(笑)。あの年代ら
しさはよく出ていたと思う。全体的に冗長な感じだったのが残念だった。




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