猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

イノセント・ボーイズ

2016-11-05 02:58:04 | 日記
2002年のアメリカ映画「イノセント・ボーイズ」。
1974年のジョージア州。カトリック系の厳格な学校に通う14歳の少年フランシス
(エミール・ハーシュ)、ティム(キーラン・カルキン)、ウェイド、ジョーイの4人は、
保守的な校風に抑圧され退屈な生活を送っていた。厳格な校長のシスター・アサ
ンプタ(ジョディ・フォスター)を悪役に仕立てた自作コミックが見つかり、停学処分
になった4人は、学校に仕返ししようと画策する。

クリス・ファーマンの半自伝的小説「放課後のギャング団」を基に、ジョディ・フォス
ターが製作にも参加した意欲作。思春期映画というジャンルになるのだろうか。
全編を通じて暗いが、度々登場するアニメがおもしろい。主人公たちは14歳。恐ら
く中学生だと思うが、子供の頃は先生を悪役にした漫画を描いたりするものだ。
特に主人公たちは規則の厳しい学校生活にうんざりしている悪ガキどもだ。だが、
学校に仕返しをするという思いつきはまずかった。これが大変な悲劇を生むことに
なる。少しばかり浅はかすぎた少年たちの物語である。
あまりおもしろくはなかった。学校と同様、映画も退屈である(ジョディ・フォスター
の意欲作の割には)。後半は衝撃的な展開を見せるのでおもしろいのだが。学校
への仕返しと言ってもアメリカの子供はやることが違うな~と思った。やっぱりス
ケールが違う。
半自伝的と言うがどの辺りはフィクションでどの辺りはノンフィクションなんだろう、
とちょっと気になった。あのエピソードがノンフィクションだったら、悲惨すぎる。ジョ
ディ・フォスター、エミール・ハーシュ、キーラン・カルキンらの演技は良かった。




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コメント (2)
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