猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

アウトブレイク

2016-05-10 07:23:04 | 日記
1995年のアメリカ映画「アウトブレイク」。
米軍陸軍伝染病医学研究所のレベル4(最高警戒度)研究チームのリーダー、
サム・ダニエルズ大佐(ダスティン・ホフマン)は、指揮官のフォード准将(モーガン・
フリーマン)に命じられ、アフリカの小さな村に派遣された。そこで彼は、未知の
ウイルスによって村人たちが次々と死ぬのを目の当たりにする。サムはウイルス
がアメリカにまで広がる恐れがあると判断し、警戒態勢を敷くように進言するが、
フォードは"モターバ・ウイルス"と名付けられたこの病原菌の研究をやめるよう
命令する。その直後、カリフォルニア州のシーダー・クリークという町で、住民たち
の間に伝染病が発生した。症状はサムがアフリカで目撃したものと同じだった。

未知のウィルスを扱ったパニック・サスペンス映画である。とてもおもしろかった。
王道だが、やっぱりアメリカ映画はこういうのうまいなあ。ダスティン・ホフマン、
モーガン・フリーマン、ドナルド・サザーランド、ケヴィン・スペイシー、とキャストも
豪華。
サムは伝染率、致死率の高いモターバ・ウイルスの防御と治療方法の開発に
懸命になるが、何故か上から圧力がかかる。それでもサムは逮捕されるのを
覚悟の上で、調査に飛び回る。モターバ・ウイルスはもちろん架空のウイルスだ
が、エボラ出血熱によく似た症状で、患者たちの様相は悲惨で恐ろしい。特に
シーダー・クリークに病原菌を持ち込んだジンボという青年のエピソードはおもし
ろく、印象に残った。
ダスティン・ホフマンって全然ハンサムじゃないのに、超演技派なせいかかっこ
よく見えてしまう。ドナルド・サザーランドの悪役ぶりも良かった。良くできていた
映画だと思うけれど、ケイシー(ケヴィン・スペイシー)がどうなったのかが気に
なった。でもウイルス・パニックものでは「ワールド・ウォーZ」の時も思ったが、
「コンテイジョン」の方がもっとおもしろかった。「コンテイジョン」のおもしろさって
何だろうなあ。最後の最後で意外な病原菌がわかる、というのもあるけど、とに
かく全体的に恐怖に満ちている感じがする。単に私の好みなのかもしれない
けれど。



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