ツチグリ

雨上がりの冷たい霧に包まれた自宅近くの山の中、ツチグリを見つけた。
何とも異様な見た目だが、これでもキノコの一員。
もっともこんな季節のキノコではないから、晩秋からずっと残っていたのだろう。



土栗。
悪くはない名前だと思うが、この姿。
どうにも『土蛸』にしか見えてこないのは私だけだろうか。

カシパン

片仮名でカシパンと聞いて、すぐに生き物だとわかる人はかなり海の生物に詳しいか、某タレントの追っかけか。
これでもウニの仲間。

今年の冬は寒かった。
その影響なのか、この冬はよく打ち上がっている。
カシパンの仲間の殻が。

こいつは一部が大きく欠けているが、スカシカシパン。
細長い楕円形の孔はもともと存在している。
ちなみにこの大きな欠損部分も生前のもののようだ。

こいつらはハスノハカシパン・・・だと思うが、近似種があったような記憶もあり、自信なし。

これは左がヨツアナカシパン、右がハスノハカシパンだと思う。
いずれにしても詳しい図鑑がないと同定は難しいのだが、手元には残念ながらそこまで載っているものがない。
どなたか詳しい方がいらっしゃったら是非ご教授願いたい。

ヤモリ

今年初めての個体だった。
洗面所の窓。
お馴染みの姿。



よく見ると左の後ろ足の指先が窓枠に挟まってしまっている。
実はこの直前、雨の様子を確認しようと私が窓を開け閉めしていた。
全く気がつかなかったのだが、その時に侵入を試みて、運悪くつま先が挟まってしまったらしい。

もちろんすぐに外して逃がしてやったが、かなりやせ細った感じだった。
越冬明けで、きっと腹ぺこなのだろう。
首尾よく獲物にありつけることを、祈る。