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食草変更?タイワンヒメシジミ

2011-11-18 14:51:28 | チョウ
少し前のこと。
また、性懲りもなく週末、八重山にいた。

その時、私は長靴を履いてバシャバシャと水路の中を歩いていた。
狙いは臙脂色の翅を持ったトンボと、日本で一番小さなチョウだった。
日本で一番小さなチョウ。
そう、以前にも登場したタイワンヒメシジミだ。

記憶の通りに歩いて、到着した場所。
だが・・・
2ヶ月半ほど前、その場所でタイワンヒメシジミはハイメドハギ?のまわりをたくさん飛んでいた。
その植物は確かにまだあったが、花はすでに終わっており、他の草に半分覆われているような状態。
ちらちらと舞っていたタイワンヒメシジミの姿は全くない。
草の中に静止していないかとバサバサとかき回してみたが、小さなガが飛び出すだけ。

一時的な発生だったのだろうか。
そもそもチョウに詳しい友人によれば、西表島ではタイワンヒメシジミは主にタヌキコマツナギで発生しているという。
もしかするとこのハイメドハギ?では発生を維持することができないのか?
やはりどこかでタヌキコマツナギを探さないといけないだろうか。
自分で発見した生息地だっただけに、消えてしまうと悲しいものだ。

少々がっかりしながら歩いていると、道ばたに別のマメ科の草が生えているのに気がついた。
こんもりと茂った葉の中に朱色の花が咲いているが、少なくとも花のつき方はタヌキコマツナギではない。もちろん、夏に見たハイメドハギ?とも全く違う。
こんなところにいないよな、と思いながらも目を凝らすと、極小のチョウがいくつも飛んでいるではないか!

静止したその姿を確認するまでもなく、タイワンヒメシジミだった。
比較的すれた個体が多かったが、眺めていると花に産卵行動をとるメスもおり、どうやらここに生息場所を変更したらしい雰囲気だ。
マメ科の花を求めて新天地にやってきたのだろうか。

さて、どうやらホストとなっている植物なのだが、写真から確認した範囲ではハナエボシグサ(ミツバコマツナギ)に近いようだ。
多少大柄なような気もするが・・・

結局、タイワンヒメシジミは花が咲いているマメ科植物ならけっこう何でも良くて、ただ周年花をつけてくれるのがタヌキコマツナギだからこれがメインの食草、ということなのではないだろうか。
ちなみに何カ所かでタヌキコマツナギも見つけたのだが、そこではタイワンヒメシジミを見つけることができなかった。
どうもタイワンヒメシジミを見つけるポイントについては、私は異端らしい・・・

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