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房総の湿地へ/本命は・・・ギンヤンマ・サラサヤンマ・ネアカヨシヤンマ

2015-06-23 09:44:33 | トンボ
ここでの本命はヤンマ。
しかも羽化狙いという大それたもの。
開放水面がある場所ではいくつものギンヤンマとクロスジギンヤンマが激しくバトル。
微妙に草の間から激しい翅音が聞こえてくるから何かと思って探してみると、その正体は産卵中のギンヤンマ。
だが、何かがおかしい・・・


よく見るとメスがハシリグモに襲われている。
すでにメスは動かない。
それでも飛び立とうとするオス。
しっかりと獲物を放さないクモ。
なかなか壮絶な光景だった。

薄暗い場所をのぞきにいくと不意に小さなヤンマが飛び立った。
サラサヤンマのメス。


なかなか落ち着かず、少し産卵しては飛び立ったところをギンヤンマに見つかって追い散らかされてしまった。

さて本命は・・・まず見つかったのは羽化殻。
地面が湿ったくらいの草むらに、ぽつぽつと。
はっきりとした背棘が見える。
ネアカヨシヤンマの羽化殻。




時期と場所は間違っていなかったようで、10個ほどの殻がすぐに見つかった。
だが、成虫はいない。
それはそうだよな、初めの場所で思ったよりも時間を費やしてしまい、もう昼が近い。
ま、羽化殻だけでも見れたから良しとしよう。
そう思って引き上げようとしたところ、足元にぶっといマムシ。
あんまり喧嘩は売りたくない。
仕方ない、迂回して・・・と思った草むらに・・・いた!


羽化直後のネアカヨシヤンマではないか!




しゃがんでカメラを向けると、彼女はくるっと反対側へ。
そして翅をふるわせ始めた。
これは飛翔前のウォーミングアップ。
あ、と思う間もなくふわりと舞い上がって遥か遠い林へ消えていった。
十分、とは行かないまでもまずは写せた。
満足感に満たされつつまた道なき道を撤収。
ただ、ここにはなかなか来たくない。
何故かというと周囲には動物の気配が多数。
キョン、ニホンザル、イノシシ。
そうなるとあれが大量にいるわけで・・・川のなかで長靴を脱いでみると、ヤマビルが片足10匹以上。
ネアカヨシの羽化が見られたのも奇跡的なら、ヤマヒルにこれだけつかれて吸血されなかったのもまさに奇跡だった・・・

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