去年もヤゴをもとめて歩いた川をまた歩いてみた。
ここは大規模な造成が行われた丘陵から流れ出る川。
流出口は黒いパイプと、コンクリートのトンネル。
このトンネル、歩けるくらいの大きさがあるのだが絶対に立ち入ってはいけない。
埋め立て地の深部から続いているようで、還元状態の汚水が流出し、硫化水素臭がきつい。
立ち入れば確実に酸欠と硫化水素中毒で命に関わるだろう。
もう一方のパイプからの流出も明らかにおかしい。
歩いてみると川底が変に固いのだ。
私の足元のこの茶色い部分、泥ではない。
落ち葉や枯れ枝が何かとともに固まったものなのだ。
いくら最近痩せたとはいえ、私が乗っても割れないくらいには固い。
よく見るとフジのさやが含まれている。
つまりつい最近、固まったものであることがわかる。
川底の落ち葉も触るとぱりぱりと、まるで化石のように砕ける。
そんな状況だから落ち葉などとその固まる成分で、まるでリムストーンプールのような構造が出来上がっているのだ。
さらに、濃い緑色をした藻類が繁茂。
どれをとっても明らかに異常な状況といわざるを得ない。
おそらくは埋め立ての際の土壌の硬化剤のようなものが大量に流出しつつ、同時にかなりの富栄養化があるのだろう。
富栄養ということはヤゴをすくってみるとミズムシが大量に入ることからも類推される。
それでもオニヤンマやヤマサナエも捕獲できるから、毒性という点では問題はあまりないのだろうか。
ま、どちらも田んぼの用水にも生息できるような富栄養には強い種である。
むしろ若齢幼虫しか入らなかったことが不安な要素ではあるかもしれない。
いずれにしても極めておかしな状況になっている源流部。
造成部分の里山復元事業だ、なんてやっている場合ではない気もしてしまうのだが・・・
ここは大規模な造成が行われた丘陵から流れ出る川。
流出口は黒いパイプと、コンクリートのトンネル。
このトンネル、歩けるくらいの大きさがあるのだが絶対に立ち入ってはいけない。
埋め立て地の深部から続いているようで、還元状態の汚水が流出し、硫化水素臭がきつい。
立ち入れば確実に酸欠と硫化水素中毒で命に関わるだろう。
もう一方のパイプからの流出も明らかにおかしい。
歩いてみると川底が変に固いのだ。
私の足元のこの茶色い部分、泥ではない。
落ち葉や枯れ枝が何かとともに固まったものなのだ。
いくら最近痩せたとはいえ、私が乗っても割れないくらいには固い。
よく見るとフジのさやが含まれている。
つまりつい最近、固まったものであることがわかる。
川底の落ち葉も触るとぱりぱりと、まるで化石のように砕ける。
そんな状況だから落ち葉などとその固まる成分で、まるでリムストーンプールのような構造が出来上がっているのだ。
さらに、濃い緑色をした藻類が繁茂。
どれをとっても明らかに異常な状況といわざるを得ない。
おそらくは埋め立ての際の土壌の硬化剤のようなものが大量に流出しつつ、同時にかなりの富栄養化があるのだろう。
富栄養ということはヤゴをすくってみるとミズムシが大量に入ることからも類推される。
それでもオニヤンマやヤマサナエも捕獲できるから、毒性という点では問題はあまりないのだろうか。
ま、どちらも田んぼの用水にも生息できるような富栄養には強い種である。
むしろ若齢幼虫しか入らなかったことが不安な要素ではあるかもしれない。
いずれにしても極めておかしな状況になっている源流部。
造成部分の里山復元事業だ、なんてやっている場合ではない気もしてしまうのだが・・・