ういーくえんど・なちゅらりすと

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謎な河川床

2016-03-10 14:56:13 | その他の自然
去年もヤゴをもとめて歩いた川をまた歩いてみた。
ここは大規模な造成が行われた丘陵から流れ出る川。
流出口は黒いパイプと、コンクリートのトンネル。


このトンネル、歩けるくらいの大きさがあるのだが絶対に立ち入ってはいけない。
埋め立て地の深部から続いているようで、還元状態の汚水が流出し、硫化水素臭がきつい。
立ち入れば確実に酸欠と硫化水素中毒で命に関わるだろう。
もう一方のパイプからの流出も明らかにおかしい。
歩いてみると川底が変に固いのだ。


私の足元のこの茶色い部分、泥ではない。
落ち葉や枯れ枝が何かとともに固まったものなのだ。
いくら最近痩せたとはいえ、私が乗っても割れないくらいには固い。
よく見るとフジのさやが含まれている。
つまりつい最近、固まったものであることがわかる。
川底の落ち葉も触るとぱりぱりと、まるで化石のように砕ける。
そんな状況だから落ち葉などとその固まる成分で、まるでリムストーンプールのような構造が出来上がっているのだ。


さらに、濃い緑色をした藻類が繁茂。




どれをとっても明らかに異常な状況といわざるを得ない。
おそらくは埋め立ての際の土壌の硬化剤のようなものが大量に流出しつつ、同時にかなりの富栄養化があるのだろう。
富栄養ということはヤゴをすくってみるとミズムシが大量に入ることからも類推される。
それでもオニヤンマやヤマサナエも捕獲できるから、毒性という点では問題はあまりないのだろうか。
ま、どちらも田んぼの用水にも生息できるような富栄養には強い種である。
むしろ若齢幼虫しか入らなかったことが不安な要素ではあるかもしれない。
いずれにしても極めておかしな状況になっている源流部。
造成部分の里山復元事業だ、なんてやっている場合ではない気もしてしまうのだが・・・

ルリシジミ

2016-03-10 14:55:35 | チョウ
西の空が暗くなってきた。
これはもういつ降ってきてもおかしくはないな。
この週末も羽化した春のチョウには出会えなかったか。
歩みを早めながら車に向かおうとした時。
林縁から小さな白いものが飛んだ。
おお!ルリシジミ!
見失わないように必死に目で追うと、すとんと地面に落ちるように消えた。
あわてて近寄れば落ち葉の上に白い影。



羽化直後でまだうまく飛べないのだろうか。
気温が低すぎたのだろうか。
近づいて写しても再び飛び立つ気配はない。
いずれにしても今年初の新羽化個体だった。
鮮やかな、ルリシジミのオス。

コカクツツトビケラのなかま

2016-03-10 14:54:50 | その他の昆虫
首の長いトビケラ?
飛んできたとき、初めはそう思ってしまった。


またすぐに舞い上がって消えてしまったのだが、写せた画像を拡大すると首が長いんじゃない。
触角の第1節が長くて毛が生えているんだ。
どうやらコカクツツトビケラの仲間らしい。
詳細な種類は聞かないでほしい。
小型のトビケラの成虫など・・・

オタマジャクシ

2016-03-10 14:53:50 | その他の動物
季節的に、アカガエル類のオタマジャクシが多い頃。
予想通りあちこちでうじゃうじゃと泳いでいた。


ただ、成長段階にはかなり差が見られた。
もう立派なオタマジャクシスタイルのもいれば、まだ鰓が外に出ているような奴も。
ずいぶんと産卵のタイミングにズレがあるもんだ。