どちらも越冬は成虫。
ただ、ムラサキシジミは春に良く見かけるが、ウラギンシジミは極端に少なくなる。
その差は越冬場所の選び方にあるんだろう。
ムラサキシジミは多くは込み入った常緑樹の中の枯れ葉。
この個体は緑の葉の上だが、込み入った中であることは間違いない。
ウラギンシジミは同じ常緑樹の中でもわりと見通しのいい場所。
どちらが越冬に適しているのかは一目瞭然。
ということはムラサキシジミの方がより寒さに適応した種類なのだろうか。
湘南ではウラギンは1980年頃から増えてきたチョウで、ムラサキはそれよりやや遅れて1980年代後半からだろうか。
となるとウラギンの方が先だからそちらの方が寒さに強いように思えるのだが。