地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

宗谷地方で震度5弱 福島沖でM5.2

2019-12-12 04:22:38 | 日記
 昨日のブログでは、北海道の西方が危ないという話を書きましたが、実際は宗谷でした。宗谷地方北部で震度5弱。M4.4でしたが、震源が浅かったため、直撃を受けたところが大きく揺れました。それで、実は、胆振東部の近海で震源の深い地震が起きていて、その影響ではないかと思っています。

 そして、もう一つは、胆振東部地震のつながりで書いていたんですが、この胆振東部から宗谷方面にかけて、大きく亀裂が入ってくる動きが起きるはず、と予測しています。今後、この中間点に当たる留萌や空知でも影響が出てくると思います。ちょっとしたプレートの動きの変化で、突然、発生する可能性があるので、これからも十分、注意していてください。

 もう一つは、福島沖です。規模はM5.2と大きめです。揺れは震度3なので、あまり大きく感じなかったところが多かったのではないかと思いますが、これ、非常に危険な地震です。
 というのは、この地震、今まで書いてきた福島沖~茨城のライン上の地震で、それが広がりを見せているんです。福島県の下部で震源の深い地震が起きていて、その関係で一気に動いたのではないかと思います。それで、今回、特筆しておかなければならないのは、福島の内陸にも震源の深さ中程度の地震が入り込んだということ。
 ということは、これから、まだ、プレートの接触面が西にずれるということです。実際に、例の茨城方面の震源の深さ中程度の地震~福島から茨城南部や埼玉・東京とつながるライン~が北西方向に少しシフトしています。一部は、栃木の下部まで入ってきています。ですから、今、千葉県内の東京湾近辺で起きている地震が、東京都内に入り込んでくるのも時間の問題と思っていたほうがいいと思います。要注意です。

 さらに、この地震の影響で太平洋プレートがフィリピン海プレートを大きく押しているようです。その関係で、フィリピン海プレートの北部が浮き上がってきているようで、西日本全体で、震源の浅い、細かな地震が頻発しています。そして、今まで注意するように書いてきた土佐沖の方でも、細かな地震が起きています。ひょっとしたら、南海トラフ地震のメイン、土佐沖の固着域に影響が出ているかもしれません。様子をみていてください。
コメント
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