地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

福島県沖でM3.8 岩手県沖でM4.2 宮城県沖でM4.1

2019-12-09 03:44:30 | 日記
 福島沖の方で動きが出ました。福島県沖でM3.8です。茨城南部方面と連動する位置の地震です。茨城方面は、有感地震になっていないというだけで、依然、活発に動いています。さらに、福島と茨城の県境の下部で震源の深い地震が起きていますから、これからも動きが出やすい状態になっていると考えてください。

 そして、今回、特筆すべきは、岩手県沖と宮城県沖の地震です。震源の深さが極端に浅くなってきているんです。今まで、岩手県や宮城県沖の地震だと、震源の深さは50~70キロ。それが岩手県は30キロ、宮城県沖も40キロの深さです。以前から「震源の深さが浅くなってきている=地殻が薄くなってきている」という話を何度か書いていますが、ひょっとしたら、それが極端に進んでいるかもしれません。何か大きな塊がボロッと崩れ落ちたという可能性もあります。

 もし、そうだとしたら、これから、岩手・宮城の地震は、震源の浅い分だけ震度が大きくなってきて、同じ規模の地震でも揺れが大きくなるということです。また、昨日書いた根室方面の震源の深い地震で、この岩手県沖の方に影響がでているとしたら、今後は揺れの回数も増えてくると思われます。ちょっと様子を見てみないと分かりませんが、その可能性は高いと思っていてください。

 それから、青森県西方沖でM4クラスの震源の浅い地震が起きていますし、八丈島近海でもM5クラスの地震が起きています。いずれも有感地震として扱われていませんが、太平洋プレートが動きやすくなってきていると思います。

 さらに、鹿児島では、震源の深い地震が2回。そのうち、一つは、鹿児島湾のM3.4の地震として有感地震になっています。そして、その連動として、日向灘方面と鹿児島県西方沖で動きが出ているようです。今後、有感地震になる可能性がありますから、注意していてください。

 沖縄方面は、震源の浅い地震のみしか起きていません。垂直方向の力はほとんどかからず、水平方向の力だけで、フィリピン海プレートが動いているように思われます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする