地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

千葉県東方沖でM5.3 石狩地方中部でM2.7

2019-07-26 05:18:31 | 日記
 今回は北海道の方からお話しますが、石狩地方中部でM2.7の地震がありました。規模は小さめですが、7月23日に書いた胆振東部~宗谷にかけてのライン上にのっています。実際には石狩方面での地震というのはかなり少ないので、やはり、力のかかり具合が変わってきているということだと思います。
 また、胆振東部地震のときにも、こういう規模の小さめの地震が数回続いた後、しばらくして、急に大きな地震が起きた、という流れになっています。北海道の下部で震源の深い地震が数多く起きていましたから、かなり歪みがたまっていると思われるので、このラインは要警戒です。今回は、胆振方面ではなく、いきなり石狩で地震が起きていますから、胆振東部よりも北寄り。空知・留萌・宗谷方面で注意が必要ではないかと思っています。時期的には8月に入ってからの方が危ないのではないかと思います。

 千葉県東方沖ではM5.1というやや規模の大きめの地震が発生しました。震源の深さは60キロ。それで、今までは千葉・茨城の地震は長野方面に影響を与えていましたが、力の向きが南寄りになったため、影響の出る範囲に変化が起きて、現時点では新潟方面に影響が出やすくなっているようです。新潟沖や佐渡島近海あたりに注意が必要ではないかと思います。山形県沖の余震域も、また、動きが活発になってきているように見えるので、注意していてください。

 そして、この太平洋プレートの動きの関係で、フィリピン海プレートは東~北~西の方向に回転するような動きに変わっているようです。紀伊半島から山口県、そして、熊本のあたりまでは震源の浅い地震、日向灘から沖縄にかけては震源の深さ50キロ前後の地震が多くなってきています。山口県では同一震源の地震が起きていますから、ここで揺れがあるかもしれません。
 東北の内陸部と合わせて注意が必要だと思います。
コメント
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