地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

千葉県東方沖、茨城県南部でともにM3.3

2019-07-25 05:08:40 | 日記
 昨日書いた「動きが変わった」という話。その状況がかなりハッキリしてきました。

 大きく変化のあったのは、東北北部から北海道にかけてと、関東東部から東北南部にかけての2か所。
 まず、今回、茨城と千葉で地震があった関東方面からお話ししますが、福島沖から茨城県の北部にかけて震源の浅い地震がザっと連なっています。そして、そのやや南側にあたる茨城沖から茨城南部にかけては震源の深さが50キロ程度の地震が連なっています。すなわち、今まで西寄りだったプレートを押す力が「南東方向」に切り替わっています。極端に言うと、一気に南からの力がかかりだした、ということです。
 ですから、今後は、震源の浅い地震のライン、震源の深さ50キロ前後のラインで動きのある可能性が非常に高いと思います。注意していてください。こういう力の向きが変わったときには、急に大きめの揺れが起きることもありますから、そこまで考慮していたほうがいいと思います。

 さらに、その力のかかり向きが東北~北海道方面のプレートの関係にまで影響していて、宮城沖の震源の深さが中程度の地震が影響を及ぼす範囲が、今までは、そのまま西寄りの山形方面だでしたが、昨日は、岩手・秋田の内陸部や、北海道の渡島半島一帯の方にかかってきています。
 以前では、秋田県の内陸部で急に震度5クラスの地震が起きたりしていますから、上記の東北北部から北海道の渡島半島までのエリアで注意していてください。

 そしてもう一つ。
 山形県沖の地震の余震域になっている新潟県下越地方で、昨日、余震と思われる地震が気象庁の発表になりました。ただ、今までこのエリアでの余震は北緯38・6度、東経139・5度で起きていたのですが、今回の余震は北緯38・6度、東経139・4度で、余震域がやや西にずれています。先日も書きましたが、余震域が西に広がってきていますので、亀裂が広がってきていると考えていいと思います。
 そして、力の向きが変わってきていますから、ここでも急に大きめの余震があるかもしれません。注意していてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする