Gvax(Cell Genesis社)の前立腺癌における第3相試験の結果が予想以上に良好で、同じく有望な前立腺癌ワクチンProvengeの結果(参考:爽秋会クリニカルサイエンス記事)をも超える可能性もあると期待されることが発表された。ホルモン療法後進行した進行前立腺癌にFDAに承認されているタキソテールによる生存期間中央値は病態によりばらつきはあるが18.9ヶ月、2002年の第2相試験ではGvax投与の34人は26.2ヶ月だった。昨日の発表によると、最も高用量でGvaxを投与された22人の患者では35ヶ月であった。治療前の症状に基づいて、生存期間中央値22ヶ月と見積もられている。
Provengeの製造元Dendron社はProvengeが同様の病態の前立腺癌患者において生存期間中央値を4ヵ月半改善したことでFDAに承認申請している。Provengeは5月15日までにFDAに承認予定である。先のGvaxデータはそれ以上をも期待できるものである。また、Provengeは個々の患者の細胞からカスタマイズするのに対し、Gvaxは画一化されたワクチンであるため商業化しやすい利点もある。
原文記事2007/4/4より抜粋
Provengeの製造元Dendron社はProvengeが同様の病態の前立腺癌患者において生存期間中央値を4ヵ月半改善したことでFDAに承認申請している。Provengeは5月15日までにFDAに承認予定である。先のGvaxデータはそれ以上をも期待できるものである。また、Provengeは個々の患者の細胞からカスタマイズするのに対し、Gvaxは画一化されたワクチンであるため商業化しやすい利点もある。
原文記事2007/4/4より抜粋
サイトの紹介ありがとうございました。
海外の記事でも活性化免疫細胞をワクチンと紹介されていますので,これをワクチンと言うのかなと疑問に思っています。厳密には活性化養子免疫療法というのだろうと思います。患者さん一人一人でカスタマイズしなければなりませんので,相当のコストになると思いますが・・・
どちらにしても有効なワクチンが開発されればいいですね。
ありがとうございました。
コメントありがとうございました。