がんの情報Tips

海外のがん情報を紹介。『海外癌医療情報リファレンス』https://www.cancerit.jp/関連ブログ。

CTガイド線量80%カット可能

2006-05-13 | スクリーニング
経皮的生検やカテーテル挿入に用いるCT誘導においては通常の175~250(mAs)に比べて最高80%まで線量を下げることが可能であることがAmerican Roentgen Ray Society定例会で発表された。針やカテーテルの挿入部直径4~10cmの範囲に限定、診断のためのCTのような緻密さは必要ないため、より低線量で十分な情報が得られた。
ボストン大医療センターでの試験では、291人中3人以外は30mAsの線量が可能だった。成功率は93.5%で、これは実際低線量試験を開始前の87.5%を超えている。例え再スキャンが必要になったとしても、通常被曝量より少ないことになる。基本的に体のどの部位でも行える。
この研究は、クローン病患者など頻回のCTスキャンが必要な人々の、後の発癌リスクを軽減するために行われたものである。ロイター


コメントを投稿