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過剰診断とは、ゆっくりしか進行しないため、患者は別の原因で死亡するまで症状が現れない癌、または休眠状態のままであるか自然消滅する癌のことである。前立腺癌においてもしばしば問題になるが、乳癌においてそのエビデンスは増加しており、今回の研究もそれを裏づけるものである。
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これまでで最も有力なエビデンス(BMJ.2006;332:689-692)では、6件に1件とされている。過剰診断率がいずれであっても、医師は致死的な癌と無害の癌を見分けることができないため、その後の過剰治療が同率で発生することになる。
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マンモグラフィー検診のメリットとリスクのバランスは昨年最も注目を浴びた。英国で、マンモグラフィー検診を無料で一般女性に提供するパンフレットに正しい情報が記載されていないことが専門家から批判を浴び、その後書き換えを余儀なくされた(※詳細はこちら)。その上、NYタイムズ他のメディアが2008年のノルウェーからの研究結果を一面で報じたー検診で見つかった浸潤性乳癌の20%は自然退縮する・・つまり"にせ癌"である。
【検診のバランスシート最新情報】=====
50歳から10年間毎年マンモグラフィーを受けた女性を1000人とした場合
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・10~15人が早期発見できるが、予後には影響しない
・100~500人が1回以上「偽陽性」の結果を受け、
(その約半数が生検を受ける)
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最新研究の詳細
検診における過剰診断を評価するために、デンマークの研究者は各国の検診前後の乳癌発症率を比較した。もし、検診が有効で過剰診断を生じさせないならば、検診年齢における当初の癌増加は、検診終了後の年齢における発症率低下で相殺されるはずである、という考えに基づいている。過去の5つの観察研究ではマンモグラフィー検診は検診年齢の女性の乳癌発症率を増加させ、検診年齢を超えてもほとんど減少しないことが示された。つまり、マンモグラフィー検診は早期に前倒しして癌を発見するものではないことが示されている。
2009年7月14日 Medscape原文記事
術後2年半の乳がん体験者です。
不勉強でこちらのブログをつい最近知りました。長期にわたる地道な活動、頭の下がる思いです。
わたしは去年から、ピンクリボンチャリティの現状に疑問を感じて、ほそぼそとですが活動しています。先日、全国紙にデータに基づかない驚くような文章を見つけ、それについてブログで取り上げるなかで、トラックバックをかけさせてもらいました。これからもまたお邪魔しますので、よろしくお願いします。
私も翻訳にかけまわっており、なかなかブログなど覗けずにいますので、教えていただいて嬉しいです。
驚くほど続々と検診が有害である可能性が示されはじめています。
行き過ぎたキャンペーン、検診の真のデータを知らせずに施行していくことは正しいことではないと確信します。私も国民的被害を懸念します。被曝の危険性もあります。共感いただけるかたがいらしてよかったです。
ブログ拝見しました。てらださんも、がんばってくださいね!
今日、わたしのブログのほうに「コクラン共同計画」の情報を教えてくれた方がいました。わたしは不勉強で知らない団体だったのですが、希さんなら何かご存知かも?と思って再びおじゃましました。もしよろしかったら分かる範囲でどういう団体か教えていただけるでしょうか。
よろしくお願いします <(_ _)>
なにか重要なことがわかりましたか?また教えてください。
http://www.lifescience.co.jp/yk/jpt_online/cochrane/index1.html
それから、乳癌検診記事、リファレンスサイトで全文アップしました。
http://www.cancerit.jp/
これはコクラン関係のかなり信頼性が高いものですが、相反する論文の一つであり、かつこの後米国政府機関が推奨を変更したという大きな影響を与えたきっかけの一つでもあります。
コメント、ありがとうございました!